約3年の時を超えて復活!指導者企画第6弾の今回は、龍大端艇部の今村洋亮監督。先日行われた第40回全日本軽量級選手権大会、男子舵手なしクォドルプルで、日本一を輩出した龍大端艇部。龍大端艇部、自身の持つボートへの想いなどを語っていただきました。
【選手達を指導する今村監督】
-今村監督からみた龍大端艇部の良いところを教えてください-
沢山ありますが、コミュニケーションをとれるメンバーが多いことです。私は、ボートの競技を教えていますが、選手たちにとって大学卒業後、卒業してからの人生の方が長いですよね。その長い人生を生きていく力(コミュニケーション能力)があるというというのは本当に大事なことだと思っています。
-学生を指導する上で気をつけているところを教えてください-
距離感ですね。学生との距離というのは大事にしています。あまり近すぎてもダメで、遠すぎてもダメだというところは常に意識していますね。親しみやすく、離れすぎずという感じでしょうか。
【練習する選手達】
-ご自身がボートを始めたきっかけは何ですか-
高校の恩師が「ボートやらないか」と授業が終わるたびに教室の前で待っていて、そのまま「琵琶湖行くぞ!」と連れて行かれたんですよ。半ば強引ではあったのですが、そこまで熱心に誘ってもらったので、やろうかなと思い立ったのが、きっかけです。元々は野球をしていて、高校からボートを始めました。
-ボートから離れられたことはありますか-
卒業後に一度、ボートから離れて、一般企業に就職しました。市大からコーチのお誘いがあって、ボートの業界に復帰しました。復帰してからは、10年以上たちますね。
-ボートとはどのようなスポーツですか-
奥が深いですね。ボートって、すごくシンプルな競技なので、端から見ていたら結構単純な動作の繰り返しに映るんですが、単純な動作ほど奥が深い。わずかな動作が大事になってくるので、突き詰めれば突き詰めるほど、はまっていく競技ですね。
-ご自身にとってボートはどのような存在ですか-
ひとつに「仕事」であり、ボート競技があったからこそ今があるという「感謝」の面もあって、ボートで恩返しをしたいという存在ですね。
-今後の目標を教えてください-
個人的な目標としては全日本大学選手権で、日本一になるということです。まずは、しっかりとそこを目指していきます。クラブとしては主に男子を見ていて、男子は四人乗りといった少艇の活躍が目立っています。将来的には、ボートの花形といわれているエイトをやりたいです。その中で、エイトを作っていく組織作りというのが課題になってきます。エイトをやるための土台作りを今後、時間をかけてしっかりやっていきたいですね。
-龍谷大学生に向けてメッセージをお願いします-
色々なことに挑戦してほしいです。練習も同じですが、自分のできることだけをやるのではなくて、できないことにチャレンジして、1つずつ自分のできる引き出しを増やしていくというのが面白いのではないでしょうか。大学生活の中では、苦しいとき、辛いときの方が多いかもしれません。ですが、そこで我慢して、無理に周りに合わせるのではなく、苦しさ、辛さを自分でしっかりと受け止め、新たな挑戦をしていってほしいです。また、小さいコミュニティだけがすべてではないので、色々な人と関わり合って、人間的にも成長して欲しいですね。
(龍魂編集室 記事 /丸山恭佳 写真/ 松本侑香)
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