吹奏楽部

龍谷大学吹奏楽部 第48回定期演奏会を開催しました

12月25日(土)、大阪府のザ・シンフォニーホールにて「龍谷大学吹奏楽部 第48回定期演奏会」を開催いたしました。

今年の定期演奏会は年内初となる有観客での公演に加え、より多くの方々に私たちの演奏をお届けするためにオンライン配信も行いました。
演奏会は第1部・第2部の2部構成で、第1部では世界的に活躍されるユーフォニアム奏者の外囿祥一郎さんをゲストにお迎えしました。

開場後、お客様にお届けしたのは幕前アンサンブルの演奏です。今回はフルート四重奏とサクソフォン四重奏をお送りしました。
フルート四重奏は三浦真理作曲「想いは銀の笛」を披露いたしました。この曲は変化に富んだ5つの特徴的な小品から構成されています。カステレード、ベルトミューの四重奏曲のように、我が国で先駆けてポップス系リズムを用いて書かれた名曲です。
続いて演奏しました曲は、サクソフォン四重奏で村松崇継作曲「生命の奇跡」、辻たかひろ作曲「クリスマス・メドレー」の2曲を披露しました。
クリスマスにピッタリな2曲をサクソフォンの暖かく煌びやかな音色でより一層クリスマスを感じていただけたかと思います。

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定期演奏会第1部はティモシー・マー作曲「Fantasia inG」で幕を開けました。この曲はルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェンの交響曲第9番第4楽章の第1主題である『歓喜の歌(Ode to Joy)』のテーマを折り込んでおり、華やかかつ、輝かしい曲調で構成されています。
年内としては初めてお客様をお招きしての演奏会であり、また、オンライン配信を同時に行うことでより多くの方々に私たちの演奏をお届けできる機会となりました。そのような機会に恵まれた部員達の喜びを表すかのような楽曲で堂々としたステージとなりました。
2曲目にお送りいたしました曲は、アルフレット・リード作曲「Othello」です。
この曲は全5楽章で構成されており、戦争を題材として描かれた曲であることから、重々しく、どこか恐怖心を感じさせるようなフレーズや攻撃的なフレーズが特徴的の楽曲です。
アルフレッド・リードの描く「Othello」の世界観を私達の演奏で感じていただけたのではないでしょうか。

続いてゲストにユーフォニアム奏者の外囿祥一郎さんを迎え、1曲目にフィリップ・スパーク作曲「PANTOMIME」をお送りいたしました。
この曲はしっとりとした冒頭で始まり、曲中間部では活気に満ち溢れたリズミカルな曲調に変化します。このエンターテインメント性の高い楽曲を外囿さんの豊かで艶やかな音色や、超絶技巧でお楽しみいただけたのではないでしょうか。
ゲストステージのラストを飾った曲は、ルロイ・アンダーソン作曲の「Blue Bells of Scotland(スコットランドの釣鐘草)」です。
この曲は、戦争に徴兵された恋人を待つ女性の心境を描いたスコットランド民謡です。
力強い曲調で始まり、ゆったりとした流れるようなメロディに変化します。ころころと曲調を変えるこの曲を外囿さんの表現で豊かな音色がホールに響き渡りました。

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小休憩後、2部の1曲目にヨハン・ゼバスティアン・バッハ作曲の「トッカータとフーガ ニ短調」を演奏しました。この曲は、音楽の父と呼ばれるバッハが21歳の頃に作曲したとされているオルガンの名曲であり、オルガンだけでなくピアノはもちろん、バイオリン、フルート、オーケストラ版と様々な編成のものが出版されています。今回は木管楽器の超絶技巧と龍吹ならではのダイナミックな演奏でお楽しみいただけたのではないでしょうか。続いて4曲目に、アラム・ハチャトゥリアン作曲の「仮面舞踏会」を演奏しました。この曲は第1曲『ワルツ』、第2曲『ノクターン』、第3曲『マズルカ』、第4曲『ロマンス』、第5曲『ギャロップ』の5つの楽曲で構成されています。美しく叙情的な音楽から軽快な舞踊音楽、そして速いテンポのロンドなど、その名の通り、優雅に踊るような音楽をお届けしました。演奏会最後はグルターブ・ホルスト作曲の「組曲『惑星』より木星」を披露しました。組曲『惑星』には各曲にそれぞれ副題があり、「木星」は「The Bringer of Jollity(快楽、よろこびをもたらす者)」とつけられています。その副題の通り、音楽のよろこびを感じられるステージを作りました。

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その後、皆さまのアンコールにお応えして、「ジングルベル in swing」をお届けいたしました。この曲は53期 学生指揮を務めた六反柚希が指揮を務めました。当日の4回生集合写真の際に同期達からサプライズプレゼントされた、名前由来の柚をモチーフにした可愛らしい衣装を身につけ、学生指揮として最後の指揮を振る彼女の顔には、笑顔と共に涙が輝いていました。部員一同、学生指揮として1年間部活動を引っ張っていってくれた彼女への感謝で胸をいっぱいにしていたと思います。
たくさんの拍手をいただき演奏会は無事終演いたしました。

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翌日の年内最後の集合日では、楽器の積み下ろしと定期演奏会の反省をした後に、普段の練習場である青朋館の大掃除を行いました。感染症対策のため距離を保ちながらの練習でしたが、部員全員が一緒に練習できるこのような環境で活動させていただけることに、改めて感謝の念を抱きました。

年内最後の演奏会である定期演奏会をもって、4回生は引退となりました。今年は、2年ぶりに行われた全日本吹奏楽コンクールでは全国大会に出場し、オールAの金賞を受賞することができました。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、様々な演奏会が延期・中止となり、ほとんどの活動を自粛する期間もありました。当部での活動が最後になる4回生にとってはとても辛い1年間になりましたが、吹奏楽人生の集大成である今回の定期演奏会では、有難いことにホールにお客さまを迎えての演奏会を開催することができました。言葉では言い表せないほどの喜びと感謝を感じています。この定期演奏会が無事に終演できたのは、日頃から応援してくださる皆さま、熱心にご指導くださる講師の方々、OBOGの皆さまやホール関係者の方々、何より、演奏会にご来場いただいたお客様やオンラインでご視聴いただいたお客様のおかげです。
今年1年間、思うように活動できない日々が続き、辛い事、悲しい事、苦しい事がありました。しかし、そんな環境であったからこそ、当部が掲げている「音楽」「感謝」を強く心に感じる1年間となりました。また、当たり前だと感じていた演奏会の開催、そして今回の定期演奏会のようにお客さまにホールで見ていただける演奏会が開催できることも、たくさんの支えがあってこその開催であり、当たり前ではないということを改めて実感しました。

2022年、新体制となってからも「感謝」の気持ちを忘れず新たなチームで最高の「音楽」を届けられるよう頑張りますので、今後とも龍谷大学吹奏楽部のご支援のほど、よろしくお願いいたします。

以下、53期 幹事長を務めました東みどり(経済学部4回生)からのコメントです。
『無事に終演を迎えることができ、引退となりましたが、最後の演奏会でお客さまに直接音楽を届けられたことを大変嬉しく思います。
この1年は、昨年に引き続きコロナ禍での活動で先が読めず、不安ばかりの毎日でした。しかし、感染の予防をしながらも昨年よりもステップアップした活動を目指し部員一同奮闘しました。昨年は中止となったコンクールも無事に開催・出場することができ、サマーコンサートは無観客という形ではありましたが無事に開催することができました。
一時は活動休止となったり、再開しても人数制限や時間制限など様々な制約の中での活動で、悩む日々も続きましたが、このような状況だからこそ部員同士支え合い、協力し合うことの大切さを再認識することができました。
最後の定期演奏会では、一部制限はありましたが久しぶりにお客さまの前で演奏をすることができました。今までは当たり前のように感じていたことですが、演奏を終えてお客さまの温かい拍手を聞いたときは本当に感動しました。
後輩のみんなには、自分たちを支えてくださっているたくさんの方々への感謝を忘れずに、演奏を聴いてくださる方に感動をお届けできる演奏を目指して頑張ってほしいと思います。今後とも龍谷大学吹奏楽部の応援をよろしくお願いいたします。』

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