吹奏楽部

ワートバーグ大学ウインドアンサンブルと龍谷大学吹奏楽部の合同演奏会を開催

5月19日(日)、京都アバンティ9F 龍谷大学響都ホール校友会館にて、ワートバーグ大学ウインドアンサンブルと龍谷大学吹奏楽部の合同演奏会を開催しました。

ワートバーグ大学は、アメリカ中西部に位置するアイオワ州、ウェーベリー市にある私立大学です。大学には50を超える専攻学科があり、音楽学部では、演奏、音楽教育、音楽療法、教会音楽を専攻するプログラムと、17の声楽、器楽アンサンブルがあります。

そして、ワートバーグ大学ウインドアンサンブルは、学内オーディションで選考された53名のメンバーで構成されています。1893年に創設され、これまでに、ニューヨーク、ロンドン、ミュンヘン、プラハ、東京、北京等の世界各国で演奏をされています。日本演奏旅行は、2007年、2013年に続き、今回で3度目となりました。

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ワートバーグ大学は5月17日(金)に京都に入り、演奏会前日の5月18日(土)にはリハーサルを実施。リハーサル後には、両大学の交流を兼ね、13のグループに分かれて京都観光を行いました。龍谷大学吹奏楽部の部員たちは班ごとに、どのようにすればアメリカの学生に喜んでもらえるかを考え、スケジュールを組みましたが、ワートバーグ大学の学生たちに会うまでは、英語が話せるのか、上手くコミュニケーションがとれるのかと心配し、不安を口にする部員も多くいました。しかし、リハーサルで共に演奏をし、観光に移るとその不安は自然と消えたようで、ジェスチャーを交えながら、笑顔で楽しく過ごしていました。「音楽に国境はない」という言葉の意味を、身に染みて感じた瞬間となりました。

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さて、5月19日(日)演奏会当日。本演奏会では、ワートバーグ大学ウインドアンサンブルと龍谷大学吹奏楽部がそれぞれ単独演奏を行った後、合同演奏を行いました。

龍谷大学吹奏楽部の単独ステージでは、まず初めに「高度な技術への指標」を演奏。この曲は、1974年の全日本吹奏楽コンクールの課題曲で、コンクール課題曲として初めてドラムセットが編成の中に入った曲です。その堅い題名とは裏腹に、ポップス、ジャズ、サンバなどの様々なスタイルが取り入れられたこの作品を、龍谷大学吹奏楽部の十八番として、華やかに演奏しました。2曲目の「クラリネットキャンディ」では、龍谷大学吹奏楽部とワートバーグ大学のクラリネット奏者全員の、迫力のあるサウンドをお楽しみいただけたのではないでしょうか。最後に演奏いたしました曲は、「ボレロ・イン・ポップス」です。各楽器のソロが目白押しの一曲で、吹奏楽の様々な音色をご堪能いただきました。

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ワートバーグ大学ウインドアンサンブルの単独ステージでは、日本の民謡4曲をアレンジした「Festal Ballade for Band」、ワートバーグ大学のクラリネットコーチのソロによる「Concerto for Clarinet and Wind Ensemble」を演奏されました。そして、「Sleep」、「Slava!」の計4曲を演奏され、会場は大いに盛り上がりました。

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演奏会最後のステージは、待ちに待った合同ステージです。合同ステージでは、「海の男たちの歌」、「over the rainbow」、「上を向いて歩こう」、「ディープパープルメドレー」など、日本の曲も交えた、アメリカ×日本にぴったりのプログラムをお送りしました。
1曲目に演奏した曲は、「海の男たちの歌」です。曲の前半では、大海原へ突き進んでいく船乗りたちの豪放磊落な雰囲気がスピーディなメロディで表現され、中間部では激しい海原が一転、夜の海の静かな雰囲気に変わります。静寂の中、ユーフォニアムがメロディを奏で、フレーズはオーボエへと受け渡されます。2楽章の静寂が終わると、一息おいて始まるホルンパートのソリ。盛大で華々しい出航のファンファーレが鳴り響きました。
2曲目は「over the rainbow」です。この曲は、1939年に公開されたミュージカル映画『オズの魔法使』の挿入歌です。吹奏楽ならではの柔らかく美しいハーモニーをたっぷりとご堪能いただきました。
続いての「上を向いて歩こう」は日本で大ヒットした曲として知られていますが、日本でのヒット後、アメリカなど多くの国のアーティストたちによってカバーされ、日本の曲として唯一 ビルボードNo.1に輝いた作品です。世界でもっとも親しまれている日本の歌の一つといえるこの曲を、豪華な合同演奏にて披露しました。
合同ステージの最後に演奏したのは「ディープパープルメドレー」です。トランペットの華やかなサウンドで曲がスタートし、メロディはサックスやホルンに受け継がれていきます。各パートに見せ場のある、大迫力の演奏をお楽しみいただきました。

アンコールには、ピッコロの可愛いソリが見どころの「星条旗よ永遠なれ」を演奏。そして、最後には出演者全員で、ワートバーグ大学ウインドアンサンブルの定番曲である「The Lord bless you and keep you」を合唱しました。
5月、アメリカは卒業シーズンを迎えます。4年生のメンバーも、帰国後すぐに卒業式を控えています。実は、今回の演奏会が彼らにとっての最後のステージでした。演奏後、会場はスタンディングオーベーションに包まれ、舞台上では、最後の演奏を終えた仲間たちへの想いが溢れ、涙を浮かべる人も多くいました。そして、笑顔と涙に包まれた、素晴らしい演奏会が幕を閉じました。

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リハーサルを含め3日間、ワートバーグ大学の学生たちと過ごし、初めは緊張で顔がこわばっていた部員も演奏会後には笑顔を見せ、楽しく交流していました。「音楽の力」を ひしひしと感じた今回の演奏会では、他国の同年代の学生と共演することで、部員は多く刺激を受けました。この経験を生かし、これからの活動をより良いものにできるよう努めてまいります。

これからも龍谷大学吹奏楽部のご声援をよろしくお願いいたします。

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