吹奏楽部

「サマーコンサート2021」を開催、YouTubeライブにて無料配信

7月11日(日)に滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール大ホールにて「サマーコンサート2021」を開催いたしました。

今回のコンサートは、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、学内外問わず様々な活動が中止となる中、龍谷大学吹奏楽部の演奏会を楽しみにして下さっている皆さまに音楽を届けたいといった思いの末、当部初めての無観客でのYouTubeの生配信で演奏会を行いました。徹底した感染対策と三密の回避を行い、ついに実現した演奏会です。
今年度初の全員で挑む演奏会で、1回生にとっては龍谷大学吹奏楽部の部員として初めての本番でもありました。

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また、今年度初のYouTubeでの生配信は初めての試みであったため、部員としても慣れない形式ではありましたが、国内だけでなく海外の方にも見ていただくことができ、また生配信中には様々な言語で応援メッセージを頂きました。
今年は1日に1公演と1時間半にも満たない公演でしたが、部員全員にとって忘れられない公演となったことでしょう。この演奏会を迎えるにあたり、部員だけでは超えることのできない壁が数多く立ちはだかりました。そのたびに多くの声援を受け、困難を乗り越えることができました。支えてくださった皆さまのおかげで無事開催することができたこと、今一度、心よりお礼申し上げます。またこのようなご時世のため無観客での開催となりましたが、当部の演奏を心待ちにし、YouTubeの生配信を見てくださった数多くのお客様には感謝の言葉もございません。

第1部は、ヤン・ヴァン・デル・ロースト作曲の「アルセナール」と共に幕を開けました。この曲はイギリス風の格調高い祝典行進曲をイメージして書かれたコンサートマーチで、日本でもオープニングやアンコールとして演奏されることが多く耳にした方も多いのでは無いでしょうか。

続いて、同じくロースト作曲の優美な旋律と壮麗さを誇りカンタベリー大聖堂を表す堂々たる骨格を持つ名曲として、幅広い年代に愛され続けている「カンタベリーコラール」をお送りしました。
荘厳かつ重厚なカンタベリー大聖堂の古き良き歴史を感じていただけたと思います。

第1部の最後には、アルフレッド・リード作曲の「春の猟犬」で華やかに締めくくりました。作曲者アルフレッド・リードの生誕100年となる今年、祝杯を上げる意味を込めましてこの曲を選曲しました。雪が溶け、ほがらかな春の香りに高揚を感じるようなファンファーレ、幻想的でどこか儚さを感じさせる旋律を持った中間部、春の大地を駆け抜ける猟犬たちの足音を思わせるようなクライマックス。限られた季節の中でしか感じることのできない特有な描写が表現されています。春を感じさせる色鮮やかで華やかなサウンドをお楽しみいただけたのではないでしょうか。

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オンライン配信であっても、感染対策を徹底するために場内換気と舞台転換による小休憩を設けました。
その間は、舞台上でクラリネット四重奏によるアンサンブル演奏を披露し、アストル・ピアソラ作曲「アディオス・ノニーノ」とポーランド民謡「クラリネット・ポルカ」を演奏しました。
1曲目の「アディオス・ノニーノ」はアストルの代表作の1つであり、今年は彼の生誕100周年でした。彼をタンゴの道へと導いた実の父の死に際に書かれたこの曲を、ピアソラは「自身の最高傑作」と称し、「それ以上の作品書こうと何度も試みたが、書けなかった」と語っています。
曲中ではで様々な表情を変え、緊張感漂う「アディオス・ノニーノ」をお楽しみいただけたのではないかと思います。

2曲目の「クラリネット・ポルカ」のポルカとは早い2拍子のリズムを持つ、チェコを起源とする民族舞曲で、思わず踊りたくなるような明るいリズムが特徴です。クラリネット・ポルカは2オクターブのアルペジオの駆け上がりで始まり、クラリネットの幅広い音域を活かした軽快で弾むようなメロディーが印象的な曲です。今回演奏させていただいたのは澁谷風司氏の編曲で、プーランクのクラリネットソナタの旋律が聞こえたり、テンポが早くなったりとユーモア溢れる一曲です。
本演奏では、リズミカルなポルカの曲調を感じていただきつつ、画面越しでも龍吹クラリネットの魅力を存分にお楽しみいただけたのではないでしょうか。

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第2部では、ポップスステージをお送りしました。
1曲目に「高度な技術への指標」を演奏しました。トランペットを中心とした力強く堂々としたファンファーレから始まり、アップテンポで疾走感のある曲調からスウィング・ジャズの曲調へコロコロとその表情を変え、大いに盛り上がっていただけたのではないでしょうか。

2曲目にお送りしましたのは、「ドラえもん組曲」です。誰しも一度は耳にした事のある国民的アニメ「ドラえもん」の定番楽曲をアレンジした楽曲となっています。
煌びやかで華やかなジャズ風にアレンジされた「夢をかなえてドラえもん」から始まり、穏やかで明るいヴォサノバア風にアレンジされた「ドラえもんのうた」に続きます。思わず体が動き出してしまうような、スウィング調にアレンジされた「ぼくドラえもん」で幕を閉じます。曲の途中では、トロンボーンやサクソフォン、トランペットのソロもあり各楽器の良さを十分に感じていただけたのではないかと思います。

3曲目にお送りしました、「カーペンターズ〜青春の輝き〜」では、サクソフォンをフューチャーした楽曲となっています。サクソフォンの多彩な音色がホール全体に響き渡りました。淡く儚げな曲調ですが、キラキラと輝きを放っており、まるで青春時代を思い出させるような心に染みる演奏をお届けしました。

そして、第2部の最後を飾りました曲は「ボレロ・イン・ポップス」です。フランスの作曲家であるモーリス・ラヴェルが作曲したバレエ楽曲である「ボレロ」をポップス調にアレンジした楽曲となっています。一度は耳にしたことのあるフレーズや、各楽器のソロが引き立ちます。かっこよく演奏する姿から、耳だけではなく目でも楽しんでいただけたのではないでしょうか。

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限られた練習時間の中で部員一同最高のステージを届けようと懸命に取り組んだ今回の演奏会は、多くの方に私達の音楽を届けることができた喜びと共に幕を下ろしました。

今回の演奏会を通して、新型コロナウイルスが猛威を振るう厳しい環境の下、今回のYouTube配信という演奏会を通して皆さまに元気をお届けできていれば幸いです。
私達も無事演奏会を開催できたこと、大変嬉しく感じております。繰り返しにはなりますが、このような大きな演奏会を開催できることができたのは、多くの方々のお力添えがあってこそです。

まだまだ不安の残るご時世ですが、次の演奏会では皆さまとホールで直接お会い出来るよう、また、新型コロナウイルスの終息と皆さまの安全を切に願っております。
これからも、「音楽」「感謝」の心を胸に日々精進していきますので龍谷大学吹奏楽部をよろしくお願いいたします。

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以下、53期 幹事長の東みどりよりコメントです。
『昨年から続く新型コロナウイルスの影響により、無観客でのオンライン配信という新しい試みでしたが、龍谷大学吹奏楽部の新たな歴史を刻むことができたのではないかと思います。
私たちの目の前にお客様がおられない状況は想像ができず、オンライン配信を行ってどれだけの方に見ていただけるのか、とても不安で心配な毎日が続きました。また、サマーコンサートの目玉でもあるドリルステージの中止についても部員同士で何度も話し合いを重ね、誰も経験したことのない壁に何度もぶつかり、悩みました。
そうした中で、今回のオンライン配信ではスーパーチャット機能も取り入れ、リアルタイムでお客様の暖かい言葉をたくさんいただくことができました。いただいたお言葉は、部員一人一人の励みになりました。また、YouTubeによる無料配信を行ったことで、会場の席数を大幅に超えた2500人以上の方に私たちの音楽をお届けすることができました。
3週間という短い練習期間ではありましたが、部員同士支え合うことを忘れずに取り組めたことや、監督コーチを始めとする先生方のご指導があり、無事にサマーコンサート2021を成功させることが出来ました。
今後もコンクールや定期演奏会に向けて、部員一同、前を向き一歩ずつ前進していこうと思います。今後とも、龍谷大学吹奏楽部の応援を、どうかよろしくお願いいたします。』

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