吹奏楽部

サマーコンサート2019を開催しました

6月30日(日)に、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール大ホールにてサマーコンサート2019を開催いたしました。

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2018年より、会場を八幡市文化センターからびわ湖ホールに変更し、この会場でのサマーコンサートは今年で2回目となりました。昨年は初めてびわ湖ホールでサマーコンサートを開催したということもあり、不安や葛藤などもありましたが、今回は昨年の経験を生かし、学年を超えて協力し合いながら運営や演奏に取り組むことができました。

当日は雨にもかかわらず満員のお客さまにご来場いただきました。集まった方々の期待が高まる中、龍谷大学吹奏楽部によるサマーコンサート2019年が幕を開けます。

第1部はオリジナルステージと題して、2019年度全日本吹奏楽コンクールの課題曲の中からⅡ番近藤悠介作曲マーチ「エイプリル・リーフ」、Ⅰ番林大地作曲「あんたがたどこさ」の主題による幻想曲、Ⅳ番岡田康太作曲行進曲「道標の先に」、Ⅲ番福島弘和作曲行進曲「春」を演奏いたしました。毎年、本演奏会には沢山の中高生が来てくださいます。コンクール課題曲楽しみに来場される生徒さんも多い為、少しでも参考にしていただければという思いで日々の練習では楽譜を読み解き、理解しながら演奏することを心がけました。少しでも多くの生徒さんに「こんな風に演奏したい!」と思ってもらえれば嬉しく思います。

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その後、ヴァーツラフ・ネリベル作曲の「交響的断章」をお聴きいただきました。この曲は吹奏楽のために書かれた作品ですが、「はじめて完全に交響的な水準で書いた」と作曲者のネルベルが残しているよう、吹奏楽とは思えないような広がりのある響きが特徴的です。演奏者である私達も懸命にネリベルの世界観を表現し、冒頭から会場には切迫感が漂いました。各楽器がつくり出す怪しげな雰囲気や緊張感を体感していただけたのではないでしょうか。

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そして、第1部の最後にはフィリップ・スパーク作曲の「ダンス・ムーヴメント」をお送りしました。本楽曲は4楽章からなる組曲ですが、楽章ごとに切れ間なく演奏されるのがこの曲の特徴です。1楽章がリズミカルに始まり、2楽章では木管楽器を主体とし、変拍子の中でダンスを踊っているように表現しています。一転、3楽章では、金管楽器を主体とした重厚なサウンドがホール内に響き渡りました。若林監督の指揮にも自然と熱が入り、情熱溢れる3楽章となりました。4楽章は、打楽器の太鼓群のソロから始まり、スピード感を感じる楽章となります。作曲者であるスパークは「ウエスト・サイド・ストーリー」に影響を受けてこの曲を作曲されたそうで、どこかアメリカ西部の情景を感じさせます。この曲は、金管楽器、木管楽器打楽器のそれぞれの特徴が生かされた作品で、1曲の中で各楽器の美しさや激しさ、繊細さなど、様々な音色をご堪能いただけたのではないかと思います。

第2部では、ゲストとしてジャズクラリネット奏者の谷口英治さんをお迎えし、ポップスステージをお届けいたしました。1曲目に演奏いたしました「ディスコ・キッド」では、ピッコロのキレのあるソロから始まり、中盤ではアレンジが加えられた谷口さんによるクラリネットソロをお聴きいただきました。ソロのアドリブは、会場の雰囲気や奏者のフィーリングから生まれるもので、今回限りの特別な「ディスコ・キッド」となりました。

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続く「鈴懸の径(すずかけのみち)」では、谷口さんと当部員のB♭クラリネット奏者がソロを披露。曲中盤では、さらにB♭クラリネット奏者1名とバスクラリネット奏者1名も加わり、計4名でのジャズのムードあふれる哀愁を帯びた4重奏をお楽しみいただきました。

次に、雨上がりに優しく空に掛かる虹を彷彿とさせる美しいメロディが決め手の「オーバー・ザ・レインボー(虹の彼方に)」を演奏いたしました。その後には「シングシングシング」を披露。始まりから終わりまで続くドラムのリズムは、客席に座る皆さまがつい踊りだしたくなるようなダンサブルなビートでした。曲中には、谷口さんと当部のトランペット、アルトサックス、B♭クラリネットの部員がアドリブソロでセッションを繰り広げ、会場内は熱く盛り上がりました。

アルトサックスソロを担当した部員にコメントです。
『このような大きな本番でソロを担当させていただき大変緊張しました。また、アドリブソロで谷口さんとの掛け合いをさせていただけて、これまでにない楽しさを肌で感じることができました。』中村菜々美(文学部哲学学科哲学専攻3回生)

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第2部の最後にお送りしたのは、「King And Me」です。
この曲はお洒落かつグルーヴ感のある一曲で、会場からは自然と手拍子が始まり、演奏者とお客さまが一体となったように感じることができましました。
アンコールには、ゴージャスなサウンドから一転、アップテンポでリズミカルな曲である「I GOT RHYTHM」を演奏いたしました。
第2部では、吹奏楽の中でも花形楽器であるクラリネットをフィーチャーし、谷口英治さんと龍谷大学吹奏楽部がコラボレーションした華やかなサウンドをお楽しみいただけたかと思います。

第3部は、ミュージカル「エリザベート」を題材にしたマーチングステージをお届けいたしました。エリザベートは、ハプスブルク帝国のエリザベート皇后の生涯を描いた物語です。日本では、宝塚歌劇団や東宝ミュージカルなどで上演されており、今まで多くの方々に愛されてきました。そんな作品を今回、作編曲家の金山徹氏による編曲で、マーチングにアレンジして披露させていただきましました。

1曲目は、薄暗い中から謎めいた和音が迫り来る「我ら息途絶えし者ども」で幕を開け、次に「私を燃やす愛」を演奏。「皇帝の義務」では金管楽器のファンファーレ、「嵐も怖くない」では、ユーフォニアムとフリューゲルホルンによる暖かいサウンドのデュエットをお聴きいただきました。5曲目の「不幸の始まり」では、ステージに立つメンバーによる歌で作品の暗さや重苦しいムードを表現しました。また、「キッチュ」「私が踊る時」では、楽器とカラーガードを兼任している部員が、ガードメンバーとしてガードショーをお届けしました。薔薇の花などの小道具も使用し、工夫されたフォーメーションやしなやかなダンスで会場は大いに湧きました。他にも、フラッグ(旗)を使った演技は、一糸乱れぬ動きがあたかも芸術作品を見ているかのようなものでした。それに加え、照明などの視覚効果なども相まってより心に響くショーとなりました。

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当部副幹事長兼、ガードメンバーの東寿美佳にもコメントです。
『例年よりも多い19人という人数で臨み、エリザベートの世界感を全身で表現できるよう日々追求しました。びわ湖ホールという素晴らしいホールで、年間を通しても数少ないカラーガードの大舞台としてエリザベートという題材に取り組んできた力は、今後のカラーガードの活動やマーチングステージのさらなる発展に繋がると確信しています。』東寿美佳(経済学部現代経済学科4回生)

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その後、「愛と死の輪舞(ロンド)」「闇が広がる」をお届けし、最後には様々な楽器のソロが続く、「私だけに」を演奏いたしました。涙をそそるようなフレーズが折り重なることで、マーチングメンバー、ピットメンバー共に今までの練習を思い出し、涙が込み上げました。
アンコールとして、マーチングパーカッションを使用したバッテリーショーに続き、部員全員による「キッチュ」、「私だけに」を演奏し、サマーコンサート2019は幕を閉じました。

サマーコンサート2019年では、日々の練習の集大成としてその成果を多くの方に披露することができ、大変嬉しく感じております。このような大きな演奏会を開催することができるのも、今回お越しいただいましたお客さま、ご指導くださった先生方、素敵な演奏を披露してくださった谷口英治さん、関係者の皆さまをはじめ、今まで関わってくださった全ての方々のおかげです。

まだまだ未熟な私達ですが、日々、目標に向かって努力してまいります。これからも龍谷大学吹奏楽部をよろしくお願いいたします。

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