トレーニング室

スポーツ中の飲料の選択肢

みなさん、こんにちは!
第9トレーニング室アスレティックトレーナーの松本です。
前回は夏シーズンでしたので熱中症と水分補給についてお話ししました。 今回も飲料系のお話になりますが、これまでいろいろなスポーツに帯同してきてアスリートのみなさんが口にしている飲料を見て気づいた事をお話したいと思います。

みなさんは練習中、試合中にはどのような飲料を口にしているでしょうか?
ほとんどの方は水、お茶、スポーツ飲料と答えると思います。

以前、ある部活の試合に帯同した際、ある選手がスポーツ飲料にエナジードリンクを混ぜて飲んでいるのを見ました。

スポーツ飲料単独で考えると飲み物のチョイスとしてはよいと思いますが、最近流行のエナジードリンクとなぜ混ぜたのかと聞くと…

『集中でき、エネルギー切れにならないから』『最近この飲み方が流行っている』

試合中、集中する事はとても大事ではありますが、そもそもエナジードリンクを飲むとなぜ『集中でき、エネルギー持続』といった効果があると言われているのでしょうか。

それはずはり糖分です!! もしお店でドリンクを見たら、まず原材料を確認してみましょう!

某スポーツ飲料500mlの場合砂糖は31gも入っており、某エナジードリンクは185ml中砂糖が19g程。

足せば50gほどになります。角砂糖約17個分です!

糖分は血中の糖質レベルを上げます。

人間が動き回ったり、集中するにはある程度の血糖が必要です。 血糖はエネルギー摂取で値が高くなったり、空腹時は肝臓の働きで値が維持されたりします。 そして運動によって低下します。なので、アスリートにとっては運動によって失われるエネルギーをいかに維持しパフォーマンス低下を防ぐかという事は常に考えなくてはなりません。

血糖値は常に一定の値が必要ですが、いきなり糖質の高いものを摂取すると体は一気に興奮状態になります。そして急激に高められた血糖値は一気に低下しますので、興奮状態を得られてもそれは一気に覚めてしまい、イライラや疲労感に繋がります。

このような方法で一時的なエナジー摂取を続け、体内にストレスをかけ続ければ、『集中できる』といった状況を作り出せない事は容易にわかると思います。

また糖質の高い飲み物を飲む事で一見水分は補給できていると思っていても、口の渇きを促しうまく水分が体に取り込まれない為、結果的に脱水に繋がり筋痙攣が起こることもしばしば…

実際、このアスリートも試合中に痙りやすさを感じていました。これではせっかく水分補給しても意味がありません!!

エネルギーになればなんでも摂取していい、という事は決してありません。まずはバランスのとれた食事を徹底し、運動時に適した水分補給を心がけましょう!

試合中のエネルギー維持という目的であればナッツや果物など繊維質を含んだ食べ物を選ぶ事で血糖の急上昇を防げると思いますので、みなさん一度ご自身の食事、飲料の選択を見直してみてください!

 

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