みなさん、こんにちは!
瀬田ATコーナーのアスレティックトレーナー、松本です。
今日は少しだけ重たい話かもしれません…
でも、ぜひ皆さんにも考えて欲しくて今日はこのトピックでお話しさせていただきます。
先日、私は路上で困っているおばあさんと出会いました。
「大丈夫ですか?」と声をかけたのがきっかけで話を進めていくと
「今日はあの橋から飛び降りるために◯◯県から出てきた。身の回りのものは全て処理してきた。人とも関係を切ってきた。孤独で、もう全てが嫌だ」
自殺をするために、橋の近くで待っていたようです。
「いのちを諦めたい」というその女性の苦しみは私にはわからないし、「死にたい」という気持ちに簡単に「わかるよ」とは言えません。
警察に保護してもらおうと警察官の到着を待つ間、また保護されるまでの間、その女性とずっと話をしていましたが、通行人の中には「どうしたの?大丈夫?」と声をかけてくれる方々もちらほら。
中には小学生の男の子も。
みんな他人。
でも「あからさまに様子がおかしい状態だと、他人を見捨てられない」他人。
我々は本当に孤独なのでしょうか?
結局警察官に保護してもらったので、その日はおばあさんは警察署で夜を過ごし、翌朝には市役所で今後の生活の相談をしていると思います。
自殺を止めた、というと聞こえが良いのかも知れませんが、止めた事自体は大して良い事ではなく、根本解決ではありません。
そもそも「人が死を選択したくなる要因」に目を向けなくては、救いはないからです。
私たちは、私たちの周りの人とどのように関わっているのでしょうか?
どのように関わるべきなのでしょうか?
チームメイトが悩んでいたら、あなたはどう対応しますか?
あなた自身が悩んでいたら、誰に話しますか?
ヒトはいつか死んでしまう。
「どのように死んでいくために、今どのように生きていくか」という事を問われたように感じます。
実はここ最近、学生の皆さんから、よく「辛い、孤独、こんな思いをしているのは自分だけなんじゃないか」と聞きます。
辛くなったら。悲しくてどうしようもなくなったら。。。
龍谷大学には「なんでも相談室」という場所があります。https://www.ryukoku.ac.jp/campus_career/consult/counsel.html
もしあなたが今何か辛い思いを抱えているのなら、一人で抱え込まないでほしいなと思います。
辛い時につらいと言えることは、素敵な事です^^
ちょっと真剣な話でした。
アスレティックトレーナー 松本みどり