2012年12月2日京都産業大学第2体育館において第56回京都学生柔道段別体重別選手権大会・第27回京都学生女子柔道段別体重別大会が行われた。龍大は男子選手権(無差別)の部において日比野(法3)が優勝、女子軽量級の部において小野(営2)が優勝を収めた。
今年最後の試合であり、幹部が変わって初めての試合でもある今大会。良い結果を収め、来年へと繋ぎたい龍大柔道部。試合は龍大の存在感を見せつける試合となった。男女ともに順当に試合を勝ち進める。
男子軽量級の部においては、惜しくも準決勝で立命大に敗れはしたが松浦(文4)と坂口(文2)が同率3位に入賞を果たす。
男子中量級の部においては、神谷(文1)が決勝の舞台まで駒を進める。決勝では同志社の黒田を相手に果敢に攻めるがあと一歩及ばず優勝を逃した。
男子選手権(無差別)の部においては龍大が圧倒的な力を見せた。準決勝で日比野と蓑原(法3)の龍大同士の試合が展開され、ここは日比野に軍配が上がる。決勝の舞台も龍大同士の試合となる。日比野と岸川(済2)が互いに熱戦を繰り広げ、白熱した試合を見せる。しかし日々野が先輩の意地を見せ見事優勝を果たした。
女子は重量級の部において田邉(済3)が準決勝まで勝ち上がるものの、惜しくも相手の押さえこみを解くことが出来ず敗戦してしまう。しかし3位入賞を果たす。女子重量級の部で存在感を見せたのは安井(営2)だ。安井が力強い柔道を見せ、決勝の舞台まで勝ち上がる。勢いそのままに優勝をかけ臨んだ立命大の小寺との試合。序盤から攻めの姿勢を見せるが、一瞬の隙をつかれ一本負けを喫してしまい2位となった。
女子軽量級の部においては関西学生柔道体重別選手権大会優勝、講道館杯全日本柔道体重別選手権大会5位入賞の小野に期待がかかる。小野は持ち前の勝負強さを見せる。決勝の相手は龍大の田中(営1)。小野は手の内が知られている田中に対して冷静に攻め一本勝ちを見せる。今年最後の試合を見事優勝で飾った。
10人が入賞を果たし、そのうち2人が優勝を果たした今大会。来年に向けていい形で締めくくりを迎えた龍大柔道部。来年関西のみならず全国の舞台で龍大柔道部の名がさらに飛躍することに期待したい。
【堀田監督のコメント】
「最後の試合ではあるが、幹部を変え新チームとして初めての試合なのでいい意味でスタートを切り、来年や次につながる試合をするように試合前に話した。結果よりも内容。評価できる試合をしていた者もいるので次につながるのではないかと思う。結果が良かったやつも過信せずに改めて気持ちを作っていけるようにしたい。今日の試合で気づいた課題を次につなげていきたい」
【日比野のコメント】
「本来は中量級だったが、一つ大きい階級の中で勝てたことは自信になる。(龍大同士の対戦について)相手に知られている中で勝てたことは自信になる。来年はインカレでベスト4に入れるように頑張りたい」
【小野のコメント】
「今日試合をやった人はみんな手の内を知られている相手だったのでなかなか自分の柔道をさせてもらえず途中決めきれなかったところがあった。そういう対策をしてくる相手にも自分の柔道をすることが課題だと思った。(今年最後の試合に向けて)絶対勝つという気持ちで臨んだので最後いい形で終わることが出来たと思う。(これからに向けて)どんな大きな大会でも自分の柔道ができるようにしていきたい」
(記事 龍魂編集室 三井 雄太/写真 近藤 豊裕)