【シーズン開幕。目指すゴールは】
大津GWの風物詩『朝日レガッタ』が琵琶湖漕艇場で開催され、1000名を超える選手達がそれぞれのゴールを目指した。
大学のみならず、社会人チームも参戦することから非常にレベルの高い大会であるが、龍谷大学端艇部としての共通して目指すゴールは「優勝」である。
そして5/6、朝日レガッタ最終日にその可能性を残したCrewは4つ。男子ダブルスカル、女子舵手付きクォドルプル、女子ダブルスカルA・Cであった。
【可能性に臨んだ決勝レース。そして結果】
優勝:女子ダブルスカルA(藤田、相見)
3位:女子舵手付きクォドルプル(橋本、大西、濵谷、元村、柴田)
4位:男子ダブルスカル(安井、小野田)
6位:女子ダブルスカルC(奥村、蜂谷)
「勝利と敗北は、どこかで分かれていかなければならない」とは山際淳司の一文であるが、であるならば彼らにとってその分岐点はどこだったのだろうか。
「400m地点で『勝った』と思えた」と相見が振り返れば、「スタート出遅れたがスタートスパートで追いつき、400m付近で相手よりリードしたときに『あとは逃げ切るだけ』と思った」と藤田。
この見解はあくまで2人の選手の見解であるが、競技スポーツにおいて「結果」を出した選手の言葉は重い。
しかしながら、と思うこともある。
「勝利と敗北」が分かれていく「どこか」はレース以前の、もっと日常的な日々の中にあるのではないかと。
この見解はあくまで指導者側からの見解であるが、日々彼女たちと活動する者の言葉として捉えて頂ければ、少しくらいは重いだろう。
シーズンが始まった。そしてシーズンはあっという間に過ぎていく。
「勝利と敗北」が分かれていく「どこか」は、どこだ。