端艇部

【決着、朝日レガッタ。】端艇部

今年のGWは10連休だった。「そもそも通常のGWは何連休なのか…」そんなことをふと思いながら、今年も朝日レガッタを迎えている。

 

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男子舵手付きフォア決勝レースは、0.39秒差で決着した。

日常の生活においてコンマの世界を意識することは、ない。しなくても十分に生きていけるからだ。

しかし、日常からすればなんの違いもないような時間のなかに、競技者の明暗は詰まっている。

 

優勝した舵手付きフォア。 左から橋本、齋藤、大倉、川端、鎌田(OB)

優勝した舵手付きフォア。
左から橋本、齋藤、大倉、川端、鎌田(OB)

 

トップとトップレベルでは、全く性質が異なる。たとえそれが刹那の差だとしても。そして彼らは今回、それを肌で感じ取ることが出来たであろう。

 

 

こうして記事を打っている瞬間にも、日常は過ぎていく。

端艇部の選手達は、これからどれだけコンマの意識を、それを必要としない日常に見いだしていけるだろうか。

 

 

(写真/記事:井手雅敏)

【朝日レガッタ直前!!!】中日本レガッタ&岐阜レガッタ

初夏の風物詩『朝日レガッタ』が5/3~6の間、琵琶湖漕艇場にて開催される。

端艇部にとってホームでの大会であり、その2週間後に控える『全日本選手権』のことを考えると、非常に重要な大会である。

その大会直前に、同距離の中日本レガッタ&岐阜レガッタに参加した。

 

【第64回中日本レガッタ】4/19~21:愛知池

男子舵手無しクォドルプル3位

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一番後ろが龍谷クォドルプルメンバー。 左から橋本、大倉、齋藤、川端

女子舵手無しペア3位

左から林、大西(OG)、谷内

左から林、大西(OG)、谷内

 

【岐阜レガッタ】4/27~29:川辺町ボートコース

女子シングルスカル2位

女子リーダー・近藤有璃

女子リーダー・近藤有璃

女子ダブルスカル2位

左から大松、菅沼

左から大松、菅沼

女子舵手付きクォドルプル3位

入賞メンバー

入賞メンバー

 

両大会とも社会人チームと競う中での入賞となり、少しの自信と多くの気づきがあったようである。

本番に臨む上で日々の練習は必要不可欠ではあるが、本番でしか気づけないこともある。本番でこそ実力を発揮したいのであれば、本番で披露した自分達の姿こそ今の本当のパフォーマンスであると認識することだ。

 

朝日レガッタが、やってくる。

 

 

(写真/記事:井手雅敏)

 

【2019シーズン開幕!!】イタリア遠征

【世界のスピードの中で】

イタリア、ウンブリア州、ピエディルコにて『2019 Memorial Paolo D’Aloja』が開催された。

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World Cup第Ⅰ戦を約1ヶ月後に控えた4/12~14。ウンブリア州ののどかな湖に30を越える国のナショナルチームが集った。その中には昨年の世界選手権優勝者や国際大会で活躍する選手も多く見られた。そしてその中に、菅沼奈津美(文2)はいる。

 

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井手(コーチ)とオレナ・ブリャーク選手(女性エルゴ世界記録保持者)

 

『才能ある若手にこそ、挫折を経験させなければならない。挫折はその選手を成長させる、最大の良薬だからである。(クライフ)』

私はこの台詞の持つ妙な説得力に屈しているし、語弊を恐れずに言えばその「最大の良薬」を求めてイタリアまで菅沼を連れてきている。

 

決勝レースを終えた。菅沼は世界のトップから大きく離されてゴール。

しかし菅沼には悲壮感も絶望感もなく、ただ一言「世界は凄い」。

そして「彼らの凄さは生まれ持った身体的素質だけでなく、それをフルに活用するための技術力にある。それを直に見て肌で感じられたことは、私のこれからに繋がる経験になった。」とつづけた。

 

 

才能ある若手は、挫折や絶望すらも糧にして次へ進んでいく。それとも挫折や絶望に出会いながら、それでも前進できる能力のことを、才能と呼ぶのだろうか。

 

そんなことを考えながら、ふと思い出したことがある。そういえば大西花歩も大学2年生の年にイタリアでレースをして、世界から大きく離されてゴールしたな…と。そしてその夏、インカレで表彰台に上ったな…と。

 

 

2019シーズンは始まったばかりである。イタリア産良薬の効き目を、ゆるりと待ちたい。

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(記事:井手雅敏)

【端艇部】第45回全日本大学選手権大会 2クルーが3位銅メダルを獲得!

9月6~9日にかけて戸田ボートコースにおいて第45回全日本大学選手権大会(2000m)が行われた。心配された台風の被害もなく、無事開催となった今大会。最終日の決勝戦へ進んだのは女子シングルスカル大西(社4)、男子舵手なしクォドルプル《北村(法4)、橋本(法3)、川端(社3)、野々下(社1)》の2クルーだ。

今大会が龍大ラストレースである大西。過去二度同種目で出場しているが、今レースの模様やいかに。2レーンを走る大西。スタートから出ることが出来ず、先頭と距離があいてしまい、1,000m地点で4番手に。順位変動がない中、残り500mを切った終盤、スピードをあげていき3位でフィニッシュ。2位との差も縮まっており、後半の速さが際立つレースとなった。              〔記録8分14秒21〕 IMG_0424 - コピー【写真 メダルを手にする大西(右)】

〈大西選手のコメント〉

-インカレに向けての取り組み-

「いつもスタートが遅く、そこを中心に練習をしてきたのですが、予選でもスタートの順位は遅い方だったので、上手く出なかったです。」

-良い面と悪い面-

「今まで練習でコーチに言われてきたことは、自分の軸とストレッチャーで押すというところを意識して、信じて貫こうと思い、やりきれました。悪かった部分は、レース展開として最初に出られてしまったところです。」

-龍大ラストレースを振り返って-

「全部の力が出せたかと言われたら、そうではない部分もあるかも知れないですが、最低限のことは出来たのではないかと思います。」

 

〈井手コーチのコメント〉

-インカレという舞台で-

「大西は1、2年生の時も同じ種目に出場していて、1年生の時は6位で、2年生の時が2位と調子を上げてきていました。しかし、2年生の秋から、自らの疾患とどう向き合っていくかというところで、昨年のシーズンはだいぶ不振でした。それらを乗り越え、一人の力で決勝に戻ってきて、この選手はやはり凄い選手なのだと実感させられました。」

-2年生の時と今回の結果-

「2年生の時は成長してきている勢いのままにいったというイメージです。今回の印象としては、もちろん勢いもありますが、安定して確立した力をつけて得た銅メダルだと思います。今回のレースの内容は、この4年間彼女が歩んできた色々なものを含めてみると、2年前よりもランクでいうと1つ下がってはいますが、金メダルと同じくらい価値のある銅メダルかなと思います。」

-競技を続けるという選択から-

「5位となった全日本軽量級選手権のレースをきっかけに、このままで終わるのはどうかというのが本人に芽生え、競技を続ける方向で話が進んでいます。大学生で終わってしまうとなると、ここで結果を出さなければいけないという私の苦手な「~しなければならない」モードに入ってしまいます。続けるということで、手を抜くというわけではなく、ここで結果を出さなければいけないというよりも、やってきたことを表現するというところにシフトできました。レースの展開というのも後半にかけてスピードをあげていく彼女らしい展開というか、勝っても負けても自分らしくというところを本番で思い切って出せて本人も納得したのではないかと思います。」

-学生から、その先-

「勉学と課外活動を両立してきたと思います。学生の本分をやりながら、学問もおろそかにせず、結果としても、ただ成長し続けたわけではなく、どうしようもない壁にぶち当たって、もがいている中からも腐らずやってきていました。まだまだ伸びしろのある選手なので、もう少し見ていたいなという気持ちもありつつ、これから社会人になって、社会人チームでの活躍に、そして日本代表での活躍も期待したいです。」

 

関西選手権競漕大会で戦い惜しくも敗れた同志社大をはじめ、強敵渦巻く男子舵手なしクォドルプル。2レーンを走る龍大。1000mを2番手で通過し、1番手の同志社大を追う。1500mを過ぎ、終盤にかけて仙台大が追い上げをみせ、その勢いのまま優勝。龍大は同志社大についで3位という結果に終わった。            〔記録6分23秒86〕IMG_9242 - コピー【写真 男子舵手なしクォドルプル】

〈北村選手のコメント〉

-龍大ラストレースを振り返って-

「優勝を目指せるクルーだったので負けてしまったのはとても悔しいです。けれども、今はやりきったという思いが強いです。」

-後輩に向けて-

「次決勝で勝ってもらいたいという気持ちでいっぱいです。来年こそは優勝してほしいです。」

 

〈今村監督のコメント〉

-今大会を振り返って-

「今大会では1秒2秒、コンマ差で勝ち負けが決まるというレースが全体的に多く、クォドだけではなくて、1秒2秒というところで勝ちきることが出来ているクルーが勝っていると感じます。今回の決勝もそうですが、最後の所での踏ん張りというか力の差が課題として出たかなという感じです。」

-課題-

「1秒2秒にこだわっていくという練習をこれからやっていかなければならないという風に思います。もちろん選手自身も今大会を通じて感じている部分ではあると思います。戸田のように周りに多くのレベルの高いクルーがいると意識しなくても、自然とそういう環境でレースができるというところがあるのだと思います。瀬田に帰ってどれだけそういう意識の高い練習が出来るのかがひとつ大きな課題です。選手は全力を出し切ったというレース内容だったので、最後追い上げをみせた仙台大のレースは見事だったと思います。来シーズン龍大がそれをできるようになる必要がありますね。」

-インカレが終わり、新体制へ-

「4年生が今回で引退になるので、体制が新体制に変わります。女子であれば大西というスター選手がいたので、彼女がいなくなったときに。男子でいえば、主将の北村といったチームを引っ張ってきたメンバーが抜けたときに次誰が出てくるかという面は期待しながらというか、次から次へと新しい選手が出てこないといけないと思うので、自然と「自分が」というのが出来ていけば良いですね。色々と課題も見つかりましたし、レースの中で成長している部分もありました。全体を振り返って、一歩ずつではありますが、進歩はしているなという実感は持てたので、あとはそれに結果がついてくるように頑張りたいと思います。」

 

インカレという大きな大会が終わり、4年生の引退によって、新体制となる龍大端艇部。自らを見つめ直し、この大会から見えてきた1秒2秒に勝ちきれるという強さを求め、邁進していくことだろう。

 

(龍魂編集室 記事/丸山恭佳 写真/松本侑香、植村優太)

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