トレーニング室

スパインボード練習会を実施しました

深草・アスレティックトレーナーの藤田です。

7月13日(水)、15日(金)にスパインボードを部で所有しているラグビー部・アメフト部を対象にスパインボード搬送の練習会を実施しました。

スパインボードのセット

スパインボードのセット

コンタクトの激しいコリジョンスポーツでは、頭や背中、頚部の重傷事故がスポーツ活動中にも起こりえます。

このような事態が起こってからあわてるのではなく、事前にシミュレーションをして練習することが練習会のねらいです。

アメフト部は選手・マネージャー合わせて12名と猪飼コーチ、外部トレーナーも参加、またラグビー部は選手9名が参加、第9トレーニング室アスレティックトレーナー3名と青木SCと一緒に練習を行いました。

練習会の進行

練習会の進行

まず、頭や頚部のケガが疑われる状況での頭部固定、気道確保、ネックカラーの装着について再確認を行いました。

その後、倒れている選手をスパインボードに乗せる方法を、ログリフトという丸太を持ち上げるように頭部から背中までが真っ直ぐ持ち上げてボードに乗せる方法を実習しました。

次にうつ伏せで倒れていた場合に、ログロールでどのように仰向けの体勢に戻すかを練習し、最終的にはスパインボード上での体幹固定、そして頭部固定をして搬送するところまで行いました。

また、アメフトはヘルメットやショルダーの防具を外す必要があるため、当日だけでなく後日コーチの方も含めて、再確認を行いました。

頭から首を固定したままヘルメットをはずします

頭から首を固定したままヘルメットをはずします

頭や首は動かさず、選手の両サイドから体幹を起こしてショルダーを抜き取ります

頭や首は動かさず、選手の両サイドから体幹を起こしてショルダーを抜き取ります

短い練習時間でしたが、このような搬送はアスレティックトレーナー1人では絶対にできないため、チームの協力が不可欠です。ご参加、ご協力いただきました方々、ありがとうございました。

深草・第9トレーニング室

藤田まり子

 

暑くジメジメした季節がやってきました

第9トレーニング室ATの中西です。

今回は、この時期に熱中症と同じくらい気になる「食中毒」に関しての情報が政府広報オンラインより公表されていますので、その内容を紹介させていただきます。

食中毒を引き起こす主な原因は、「細菌」と「ウイルス」です。細菌もウイルスも目には見えない小さなものです。細菌は温度や湿度などの条件がそろうと食べ物の中で増殖し、その食べ物を食べることにより食中毒を引き起こします。一方、ウイルスは低温や乾燥した環境中で長く生存します。ウイルスは、細菌のように食べ物の中では増殖しませんが、食べ物を通じて体内に入ると、人の腸管内で増殖し、食中毒を引き起こします。

細菌が原因となる食中毒は夏場(6月~8月)に多く発生しています。その原因となる細菌の代表的なものは、腸管出血性大腸菌(O157、O111など)やカンピロバクター、サルモネラ属菌などです。食中毒を引き起こす細菌の多くは、室温(約20℃)で活発に増殖し始め、人間や動物の体温ぐらいの温度で増殖のスピードが最も速くなります。例えば、O157やO111などの場合は、7~8℃ぐらいから増殖し始め、35~40℃で最も増殖が活発になります。また、細菌の多くは湿気を好むため、気温が高くなり始め、湿度も高くなる梅雨時には、細菌による食中毒が増えます。

食中毒予防の3原則と6つのポイント

3原則

「つけない」 ~ 洗う!分ける! ~

手にはさまざまな雑菌が付着しています。食中毒の原因菌やウイルスを食べ物に付けないように、次のようなときは、必ず手を洗いましょう。

・調理を始める前

・生の肉や魚、卵などを取り扱う前後

・調理の途中で、トイレに行ったり、鼻をかんだりした後

・おむつを交換したり、動物に触れたりした後

・食卓につく前

・残った食品を扱う前

 

また、生の肉や魚などを切ったまな板などの器具から、加熱しないで食べる野菜などへ菌が付着しないように、使用の都度、きれいに洗い、できれば殺菌しましょう。加熱しないで食べるものを先に取り扱うのも1つの方法です。焼肉などの場合には、生の肉をつかむ箸と焼けた肉をつかむ箸は別のものにしましょう。 食品の保管の際にも、他の食品に付いた細菌が付着しないよう、密封容器に入れたり、ラップをかけたりすることが大事です。

「増やさない」 ~ 低温で保存する! ~

細菌の多くは高温多湿な環境で増殖が活発になりますが、10℃以下では増殖がゆっくりとなり、マイナス15℃以下では増殖が停止します。食べ物に付着した菌を増やさないためには、低温で保存することが重要です。肉や魚などの生鮮食品やお総菜などは、購入後、できるだけ早く冷蔵庫に入れましょう。なお、冷蔵庫に入れても、細菌はゆっくりと増殖しますので、冷蔵庫を過信せず、早めに食べることが大事です

 

「やっつける」 ~ 加熱処理! ~

ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅しますので、肉や魚はもちろん、野菜なども加熱して食べれば安全です。特に肉料理は中心までよく加熱することが大事です。中心部を75℃で1分以上加熱することが目安です。ふきんやまな板、包丁などの調理器具にも、細菌やウイルスが付着します。特に肉や魚、卵などを使った後の調理器具は、洗剤でよく洗ってから、熱湯をかけて殺菌しましょう。台所用殺菌剤の使用も効果的です。

 

6つのポイント

(1)買い物

消費期限の確認。生鮮食品は最後に買う、肉や魚などは汁が他の食品に付かないようにビニール袋に入れる。買い物後はすぐに帰る

(2)家庭での保存

冷蔵や冷凍の必要な食品は、持ち帰ったらすぐに冷蔵庫や冷凍庫に保管する。肉や魚はビニール袋や容器に入れ、他の食品に肉汁などがかからないようにする。肉、魚、卵などを取り扱うときは、取り扱う前と後に必ず手指を洗う。冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に保つ。冷蔵庫や冷凍庫に詰めすぎない(詰めすぎると冷気の循環が悪くなる)

(3)下準備

調理の前に石けんで丁寧に手を洗う。野菜などの食材を流水できれいに洗う(カット野菜もよく洗う)。生肉や魚などの汁が、果物やサラダなど生で食べるものや調理の済んだものにかからないようにする。生肉や魚、卵を触ったら手を洗う。包丁やまな板は肉用、魚用、野菜用と別々にそろえて使い分けると安全。冷凍食品の解凍は冷蔵庫や電子レンジを利用し、自然解凍は避ける。冷凍食品は使う分だけ解凍し、冷凍や解凍を繰り返さない。使用後のふきんやタオルは熱湯で煮沸した後しっかり乾燥させる。使用後の調理器具は洗った後、熱湯をかけて殺菌する(特に生肉や魚を切ったまな板や包丁)。台所用殺菌剤の使用も効果的。

(4)調理

調理の前に手を洗う。肉や魚は十分に加熱。中心部を75℃で1分間以上の加熱が目安。

(5)食事

食べる前に石けんで手を洗う。清潔な食器を使う。作った料理は、長時間、室温に放置しない。

(6)残った食品

残った食品を扱う前にも手を洗う。清潔な容器に保存する。温め直すときも十分に加熱。時間が経ちすぎたものは思い切って捨てる。ちょっとでもあやしいと思ったら食べずに捨てる。

 

※食中毒になると、下痢で脱水状態に陥りやすく、その状態で運動を行うと熱中症への危険性も高まります。以上の点を日常から意識して食中毒に罹患することを防ぎましょう。

 

政府広報オンラインより抜粋

http://www.gov-online.go.jp/featured/201106_02/index.html

熱中症に注意しましょう

第9トレーニング室の森嶋です。

7月に入り気温がさらに高くなり、熱中症で体調を崩されている方を多く見受けます。実際に消防庁の熱中症の救急搬送状況によると6月27日から熱中症で搬送される方が多くなっています。

龍谷大学では熱中症を予防する目的として気温、湿度、WBGT計測を行っています。

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深草キャンパスでは体育館前、瀬田キャンパスでは体育館内とグランドに情報を書き込んでいます。

WBGTとは人体の熱収支に与える影響の大きい湿度、日射・輻射など周辺の熱環境、気温の3つを取り入れた指標です。

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環境省熱中症予防情報サイトより

上図からWBGTが28℃を超えると熱中症患者が著しく増加していることがわかります。当日の情報をチェックして休憩や水分補給頻度の参考にして下さい。

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練習前にチェックをする選手

実際に熱中症の症状が疑われる場合には経口補水液を飲むことが有効な対処方法の一つです。

深草、瀬田体育館、南大日山グランドに経口補水液を準備していますので、水分補給のできる状態であれば、このような経口補水液を飲むことも効果があります。

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安全に運動を行えるよう熱中症の予防に心がけましょう。

 

怪我のリスク

スポーツには、必ず怪我のリスクが伴います。従って、怪我を避ける為の一番確実な方法は「スポーツに参加しないこと」になります。しかし、部活に励む学生の皆さんにとっては、その選択肢はあり得ないでしょう。「怪我をしたくないから部活をやめよう」という発想はまず出てこないはずです。では、「スポーツに参加し、かつ怪我のリスクをできる限り低く抑える」為に、どのような対策ができるのでしょうか。

Lauersenらの、25の研究(計26,610の対象者)をまとめたものによると、怪我のリスクを下げる為に最も効果的な活動は「筋力トレーニング」であるそうです。
適切なトレーニングを行えば、急性の怪我は1/3以下に、慢性的な怪我(オーバーユース症状)は1/2程度にまで抑えることができると報告されています。かと言って、絶対に怪我をしないというわけでは当然ありませんが、怪我をしてしまった場合でも、トレーニングを行っていない人と比較すると、その程度は低く抑えられると考えられます。

対象者、競技レベル、期間、怪我の種類など、様々なバイアスはあるものの、怪我のリスクを下げる為には、筋力トレーニングは「必要不可欠である」と結論付けられています。

第8トレーニング室 馬目

 

Lauersen et al., The effectiveness of exercise interventions to prevent sports injuries: a systematic review and meta-analysis of randomised controlled trials. British Journal of Sports Medicine. October, 2013

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