トレーニング室

厳しさ

皆さんが「厳しさ」を感じるのはどんな時でしょうか?

アスリートにとっての厳しい場面は敗れる時だと思います。

アスリートが挑戦する試合において勝者は一人。もしくは一チーム。唯一の存在になれます。しかし、それ以外は全員敗者。どこかで敗れます。

敗れた時、取り組んだ努力が大きいほど敗れたという現実は大きな厳しさをもたらすでしょう。そんな時、普段から厳しさと向き合い乗り越えてきた選手ほど立ち直り切り換えて次に進めています。

この夏、一人の選手は大学生最後の試合に向けてチーム練習だけではなく自分で考えたルーティン練習を必ず行うと決め、積み重ねてきました。その甲斐あってか予選のレースは順調に勝ち上がり、最終日のレースまで勝ち上がれそうな仕上がりに期待が膨らみました。

結果は準決勝敗退。

レース後のミーティングで我慢していたものを抑えきれず彼は泣き崩れました。周囲の誰もが見守ることしかできませんでした。まさに「男泣き」です。人知れず行っていたはずの彼の努力を誰もが知っていましたし、『結果』という変えられない厳しい現実の前に誰もが何もできずにいました。しかしながらしばらくすると彼はすっと立ち上がり、後輩へ期待する思いと感謝を伝え自分の気持ちを切り換えました。

ほとんどのアスリートは厳しい現実に向き合わなければなりません。そんな時に逃げず、負けずに立ち上がる。そんな選手(人)になって欲しいと思います。

学生生活の中で競技スポーツに取り組むことは、『厳しい』場面から立ち上がり次を見据える術を身につけているのかもしれません。

男の背中

瀬田トレーニング室 ストレングス&コンディショニングコーチ 花田理

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