陸上競技部

香港Race-Walking大会で小林選手が準優勝!

10月14日に、香港で開催されたMTR-HONG KONG Race Walking 2013(競歩競技大会)で、龍大陸上競技部の小林俊太郎選手(経済4)が準優勝を果たした。大会は10kmロードレースで行われ、1kmの周回コースを10周する。レースは小林選手を含む4選手が序盤から引っ張る展開。途中で2人が脱落し、韓国の選手とのデッドヒートとなったが、ラスト1周で韓国の選手に引き離され惜しくも2位(44分18秒)でゴールした。
日本の大会と異なり、香港では街の中心部を駆け抜けるコースとなっており、多くのギャラリーが見守る中で開催された。小林選手は「レース途中から優勝を狙っていたが、道路の舗装状態が悪く、ペースを上げることができなかった。良い経験になりました。」と語ってくれた。

デッドヒートを繰り広げた入賞者達

デッドヒートを繰り広げた入賞者達

学生部に報告に来てくれた小林俊太郎選手

学生部に報告に来てくれた小林俊太郎選手

悔しさ残るも、3000㍍障害で西川が全国準優勝!

第82回日本学生陸上競技対抗選手権大会が国立競技場(東京)で行われた。最終日の9月8日に行われた3000㍍障害には、長距離エースの西川(済3)が登場。惜しくも一位に一秒届かず準優勝でレースを終えた。

レース中盤、水濠を越える西川

「負けて こんなに悔しい事はない」。第一声だった。6月に行われた全日本個人選手権では大会新記録での優勝。西川が狙っていたものは、一つだけだった。

8分41秒93という学生トップ記録を持つ山口(城西大)は欠場したものの、西川より早いベストを持つ5人がエントリー。激戦が予想された。しかし、スタートしてから四番手に付けた西川は、集団にもまれ1000㍍を過ぎてからは先頭集団から離脱。なかなか流れに乗れず、10番手辺りを前後する。先頭集団も3分4秒で1000㍍を通過してから、そのままスロー気味のペースが続き、集団が崩れないままレースは進んだ。

1600㍍を過ぎ、ラストスパートに向け徐々にペースが上がると優勝候補の一角の津田(筑波大)が飛び出した。津田は全国個人で西川に競り負け、準優勝に涙をのんだ相手。筑波大のスタンドから歓声が上がる。西川は以前先頭とは70㍍以上の差。万事休すの状態でラスト一周の鐘が鳴る。と同時に観客の視線は一点に注がれた。明らかに他とは違う猛スピードで次々と順位を上げていく西川がいた。息を吹き返したように、みるみるうちに津田との距離を詰めていく姿はまさに龍の如く。あれだけあった差を一気に縮め、2番手でラスト100㍍。しかし、あと一息のところで津田が先にゴールラインを踏んだ。たった一秒。その差で西川は優勝を逃した。

「勝てた試合だった、もったいない、悔しい」。西川も西出監督も口を揃えた。敗因は、積極性とレースの組み立て。実業団での合宿などで確実に走力は上がっていたこともあり、自己ベストも期待していた。それだけに悔しさは一際だった。しかし、「この悔しさがあればこれからのシーズンも乗り切れる」と前向きに今後を見据えた。

来年はラストイヤー。この悔しさの先にあるものはリベンジで優勝で、日本一しかないだろう。やられたからには――やり返すしかない。

【西川選手インタビュー】
優勝を狙っていたので悔しい。天候も足の状態も良かったが、守りに入り過ぎた。反省点が多いが、ラスト300㍍のスパートではこの夏の成果が出たと思う。今後は5000㍍で13分台を狙い、秋の駅伝までにしっかりチームを引っ張っていきたい。

【西出監督インタビュー】
ここにくるまでに、実業団の合宿や大学の合宿でしっかり走り込んでいたので、上手く行けば自己ベストで優勝出来た。津田選手はレース展開が上手かったが、西川は位置取りが悪かった。ただ、ラスト一周でこのままではできても入賞かな、と思っていたがラストは持ち味のスピードが活かせたのは良かった。

今年は狭間の年。昨年、チームの二本柱を失ったのは大きいが、秋の駅伝ではしっかり踏ん張っていきたい。西川、内波(営2)、藤村(政2)が鍵。

【記録】
順位   氏  名     所 属    記 録
1    津田 修也    筑 波 大  8:57.50
2     西川 凌矢    龍 谷 大  8:58.63
3    猪狩 大樹      帝 京 大   9:00.57

 

左:表彰台で銀メダルを下げ笑顔を見せる西川、真ん中:優勝した津田選手(筑波大)、右:三位猪狩選手(帝京大)

(写真・記事 龍魂編集室 新谷 佳菜)

 

掴んだ日本一!3000㍍障害 西川が大会新記録で優勝!

6月21日~23日、Shonan BMWスタジアム平塚において日本学生陸上個人選手権大会が行われ、龍大からは4名が出場。2日目の10000㍍競歩では山本(営3)が8位入賞。そして最終日の3000㍍障害では西川(済3)が見事大会新記録で優勝に輝いた。

一週間前西川はどん底を見た。今月16日に行われた全日本駅伝への関西予選会で体調不良と熱中症でゴール後に倒れ込み、そのまま病院へ搬送。チームも目標にしていた4位以内に届かず、6位で惨敗。留まることのない悔しさがチームに溢れた。「ここでやらな、チームの雰囲気を変えることが出来ない。チームのため、その一心だった」。どん底から這い上がる。西川の目は遥か高みに向いていた。

スタートから飛び出したのは立命館大の岸川。西川は落ち着いて2番手に付き、自分のリズムで徐々に1位との差を詰めていく。1000㍍手前で先頭に躍り出ると、そのまま先頭集団を引っ張っていく。1500㍍を過ぎると大きな集団から5人が抜け出し、激しい戦闘争いに。4位に後退した西川だが、ぴったりと集団につく。ラスト1000㍍からはぐんとペースが上がり、苦しい表情に変わる。しかし足取りは軽く、腕振りも力強い。ラスト1周の鐘が鳴る。3人に絞られた優勝争いはラスト400㍍の勝負に。2位に上がった西川は、今大会最速タイムを持つ筑波大の津田を追う。最後の水濠を越えてラスト150㍍で身体一つ分まで差を詰める。レース中で一番辛く苦しいラストスパートで、龍大エースが仕掛けた。西川の強さはここだ。誰もが苦しいときに一番強い。ラスト30メートルで津田を抜き去り、8分53秒52の大会新記録でゴールラインを駆け抜けた。

「しんどかったー!」。ゴール後発した言葉の深さは、西川にしか分からないだろう。先週から今日までの悔しさとの葛藤。そしてこの勝利の瞬間の思い―。あの時の試練を乗り越えて、西川の一走が、頂点を掴んだ。

【西川選手】
優勝できて本当に嬉しい。先週からコンディションも完全には戻っていなかったので、(優勝出来たことに)少し驚いています。でも自分の得意なレース展開だったので良かったです。今日のレースに点数を付けるなら90点。自己ベストが出なかったので10点減点です。これで、九月にある全日本インカレでの上位入賞も見えてきました、あと二ヶ月、実業団合宿や龍大での合宿で更に力を付けたいと思います。

【西出監督】
先週のこともあり、足の状態は良かったが、入れて3番くらいだと思っていました。ただ体調だけが心配でした。今日の段階では合格点です。これをスタートにして、来年はもっといいタイムで優勝してほしい。8分45秒を切れば全日本インカレでの優勝も見えてくると思います。チームにも刺激になると思います。

軽快に障害を越える西川選手

最後の障害を越え、前の選手を追う

メダルと共に笑顔を見せる西川選手・西出監督

【記録】
順位   氏  名     所 属             記 録
1     西川 凌矢    龍 谷 大        8:53.52 NGR
2     津田 修也    筑 波 大      8:53.71 NGR
3     周  庭印    国立体育大       8:56.81

(記事・写真 / 龍魂編集室 新谷 佳菜)

 

伊勢路に届かず、6位で全国駅伝予選敗退

龍大の襷を、伊勢路へ。その思いがぶつかった全国駅伝予選会(西京極陸上競技場)。小島(現:中央発條陸上部)と中大路(現:住友電工陸上部)の2本の柱を失った陸上部は、エース西川を先頭に底上げを図った。今年から全国への枠が4校に増え、更に期待が募る。「練習もいい状態で士気も高まっていた」と下村(国4)。そんな龍大に悪雲が立ち込めた。

第1組が走り終えた時点で6位につけていた龍大であったが、2組目の藤村(政2)が8000㍍まで先頭に喰らいつく快走を見せ、自己ベストを39秒更新しての6位でゴール。後半の粘りに課題を持っていたが、それを打ち破っての走りだった。それに続けとばかりに3組目の内波(営2)も49秒自己ベスト。足垣も今大会出場の1年生の中では3番手のタイムでゴールした。残り1組の時点で総合成績は5位。4位の関学大まで平均タイムであと28秒。全てはエース西川(済3)とキャプテン下村の走りに託された。

号砲とともに、奈良産大の留学生タイタス・キハラが飛び出した。1000㍍2分56秒と、10000㍍を30分切るスピードでレースは始まる。異変が起こったのは2000㍍。西川が顔をゆがめて集団から後退し始める。下村も4000㍍まで集団に付けるも、徐々に離され、終盤はペースダウン。中盤から足取りが危なくなった西川は、熱中症の症状が現れ、ゴール後倒れこんだ。二人とも自己ベストに1分以上遅れを取り、悔しいフィニッシュとなった。

駅伝はチーム競技。予選会でさえ、誰かが敗因になることはない。「西川におんぶに抱っこのチームじゃなく、西川がいなくても勝てるチームに」。下村の言葉は更なる陸上部の発展を予感させた。この試練を乗り越えて、彼等はまた強くなる。龍大に駅伝あり―そんな時が必ず来るはずだ。

【西出監督】
「チーム状態は良かったが、皆6割の力しか出せていなかった。藤村・立花の二人はよく頑張ってくれた。下級生の今日の結果はいい収穫になったと思う。個人個人見劣らないので11月にある駅伝に向けて調整したい」。

【下村選手】
「練習もよく士気も上がっていただけに悔しい結果になった。予選会では自分達の力に過信しすぎていて、弱い部分を見ていなかった。西川を活かすチームに出来なかった。(11月は)京産、立命、今日負けたチームに勝って一矢を報いたい」。

大会全体の結果はこちら:関西学生陸上競技連盟

苦しい表情を見せる下村選手

快走を見せた藤村選手

(記事 龍魂編集室 新谷 佳菜/写真 林 蘭子・佐藤 和季)

 

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