陸上部

リベンジ誓うも達成ならず5位

第80回京都学生駅伝競走大会が、京都洛北コース(6区間 計40.6Km)で行われ、龍大は昨年より1つ順位を下げた5位でゴールした。先週の丹後大学駅伝の後でリベンジを誓っていただけに悔しい結果となった。

冬本番の寒さが感じられる京都洛北にて、8時10分にスタートの号砲が鳴る。1区は昨年と同じ西川(済3)。昨年の経験をいかしながら先頭集団でレースを引っ張る。京産の選手が終始レースを動かすも落ち着いて対応する。ラスト2キロまで5人ほどの集団でレースは展開していたが、最後の上り坂で京産にスパートをかけられ離されてしまう。それでも意地の走りでトップと10秒差の2位で2区内波(営2)へタスキをつないだ。

先週の丹後駅伝で区間賞を獲得し、チームに弾みをつけた内波は「足の調子が万全ではなく不安が大きかった」と言葉にしていたが、足の痛みを感じさせない力走で2位争いを繰り広げる。2位立命館と1秒差の3位で3区へと繋ぎ、レースは動かぬまま4区のラストラン下村(国4)へとタスキは渡る。下村は最後の試合ということで、様々な思いを胸にタスキを肩にかけて立命館を追う。「内容は良くない。気持ちが高まりすぎた」と納得いく走りには届かず京大にかわされ4位へと後退したが、後輩とつなぐ最後のタスキに願いを込め足垣(政1)へ笑顔でタスキリレー。

丹後大学駅伝では1年生ながらも最長区間を任された足垣は序盤から積極的な走りで、京大と38秒差あった距離を18秒差に縮める。ここまで順調な仕上がりを見せていたが最終区で誤算が生じる。4位でタスキを受け取ったアンカー藤村(政2)は、複数の上り坂に苦しめられる。区間賞の走りで前をいく京大の背中はどんどん遠くなり、最後の上り坂では徐々に迫っていた同大にもかわされてしまう。そのままレースは動くことなく5位でゴールした。

西川から内波へタスキリレー

予期せぬ展開に「悔しい」と誰もが肩を落とした。駅伝は総合力で勝敗を決めることを痛感した大会となったが、4年生最後の駅伝でもありチームは今まで以上に結束していたに違いない。今後は新体制となりスタートをきる。今回果たせなかった4年生への「恩返し」を心のタスキに込め、龍大陸上部は走り出す。

<西出監督のコメント>
「丹後の流れで期待はしていた。前半は良い流れだったがアンカーでつまずいた。今日の試合は練習だと思って切り替えをしていく。今後は全日本を目指して距離を踏んでいきたい」

<西川主将のコメント>
「アンカーまでは力通りの走りをしてくれた。個人的には丹後の疲労もなく上手く合わせられた。今後は冬季の走り込みを中心に、自信だけでなく練習したというやる気の裏付けと実力をつけていきたい」

<内波選手のコメント>
「タイムは良かった。足の状態が不安だったが、試合になると気にならなかった。今年最後の試合で締めくくりとしてしっかり走ろうと思った」

<古和田選手のコメント>
「立命と並走し、中盤で前に出たが後半で抜かれてしまった。後半の粘りが足りなかった」

<下村選手のコメント>
「京大を意識しすぎて前半突っ込みすぎた。(丹後を終えてから)1週間の中で疲労はなく、丹後よりも気持ちは引き締まった。後輩が自分のために頑張ろうと言ってくれていたから、その思いに応えようと気持ちが入った。最後まで自分のためと言ってくれたことが幸せだった」

<足垣選手のコメント>
「前と大分あいていた。必死につめようという気持ちで走った。途中上り坂で京大の背中が見えて近づいている感じはあったが最後足がもつれた。下村さんのラストランということでタスキを貰えて嬉しかった」

<藤村選手のコメント>
「上り坂でダウンしてしまい、下りで切り替えようと思ったが力を使い切ってしまった。まだ距離慣れしていない部分もあり、丹後から上手く切り替えることができなかった」

下村から足垣へタスキリレー

(龍魂編集室 記事/写真 西睦美)

 

来年につながる6位入賞!

丹後大学駅伝(第75回関西学生対校駅伝競走大会)が、京都丹後半島コース(浜公園~宮津市役所前 8区間 計81.2Km)で行われ、龍大は6位入賞を果たし、来年のシード権を獲得した。今年からコースが変わり、選手たちにとっては新鮮さと緊張感が入り混じる中迎えた今大会。一時はトップに立つという龍大出場以来初となる快挙も見せた。

ゴールテープを切る塩崎選手

前半勝負で流れをつくる作戦で重要な1区を任されたのは安定感のある下村(国4)。先頭とは20秒差なら射程圏内という監督の言葉通りの位置で2区西川(済3)へタスキをつなぐ。西川も起伏が厳しいコースの中、宿敵の京大をすぐ前にして必死に背中を追う。着実に順位を上げ、累計3位で3区内波(営2)へ。「今までお世話になった4年生に恩返しができるように」と果敢な走りで一気に先頭へと躍り出る。駅伝をずっと楽しみにしていた内波は見事区間賞を獲得し、先頭の座を譲らぬまま2位に12秒差をつけタスキリレー。

ここまで予想通りの展開を広げていたが、5区以降の長距離区間で流れが途切れ始める。格上の選手らに差を詰められ後退しだすも、一人一人が大きく乱れることなくタスキをつなぎ、6位で最終走者の塩崎(済2)へ望みを託す。前も後も等間隔に離れ一人旅を余儀なくされたが、前との距離をじわじわと縮め6位を維持したままゴールテープを切った。

前大会と同じ結果となったが、昨年よりも厳しいチーム構成のなか成し得た6位。内容も評価できるレースとなった。まだ若手が多く育ちざかりの龍大陸上競技部。「来年には底上げができてくる。もっと内波のように活躍できる子を増やす」と言葉にした西川主将。駅伝は団体競技。チームが掲げた目標はただひとつ、来年の全日本駅伝大会への出場。今日負けた悔しさを来年の予選会にぶつけ、伊勢路を駆け抜ける姿を見せてほしい。

表彰される内波選手

<西出監督のコメント>
「予想通りの展開だった。前半は予定通りの流れをつくってくれた。4区まで先頭争いができたことは大きな収穫。今年は谷間の年と言っていたが、途中まで先頭で走ってくれたから、評価できる内容だった。今後は来年の全日本に向けて冬季練習に力を入れ、長距離を走れるよう取り組んでいきたい」

<西川主将のコメント>
「最初に主力をもっていき、逃げきる作戦でいった。その通りの良い流れができたが4、5区あたりでほころびが見え6、7区で崩れてしまった。予想通りと言えば予想通りのレース展開となったが、もう少し粘れた部分はあった。底上げがこれからできてくると思うので、来年の予選会や駅伝では結果を残せる子を増やしていき、最終的には京産、立命に追いつけるように頑張りたい」

<内波選手のコメント>
「位置が良かった。1、2区と良い駅伝をしてくれたおかげ。ずっと駅伝をやりたかったので調子も良かった。1年生に一番長い距離を走ってもらっているから、後輩に楽ができるよう意識した。上りで苦しくなったときは、4年生の下村さんにお世話になってきたので、恩返しができるチャンスだと思って走った。来年は全日本には絶対に出たい。新3年生が中心となり頑張っていきたい」

(龍魂編集室 記事/写真 西睦美)

 

香港Race-Walking大会で小林選手が準優勝!

10月14日に、香港で開催されたMTR-HONG KONG Race Walking 2013(競歩競技大会)で、龍大陸上競技部の小林俊太郎選手(経済4)が準優勝を果たした。大会は10kmロードレースで行われ、1kmの周回コースを10周する。レースは小林選手を含む4選手が序盤から引っ張る展開。途中で2人が脱落し、韓国の選手とのデッドヒートとなったが、ラスト1周で韓国の選手に引き離され惜しくも2位(44分18秒)でゴールした。
日本の大会と異なり、香港では街の中心部を駆け抜けるコースとなっており、多くのギャラリーが見守る中で開催された。小林選手は「レース途中から優勝を狙っていたが、道路の舗装状態が悪く、ペースを上げることができなかった。良い経験になりました。」と語ってくれた。

デッドヒートを繰り広げた入賞者達

デッドヒートを繰り広げた入賞者達

学生部に報告に来てくれた小林俊太郎選手

学生部に報告に来てくれた小林俊太郎選手

悔しさ残るも、3000㍍障害で西川が全国準優勝!

第82回日本学生陸上競技対抗選手権大会が国立競技場(東京)で行われた。最終日の9月8日に行われた3000㍍障害には、長距離エースの西川(済3)が登場。惜しくも一位に一秒届かず準優勝でレースを終えた。

レース中盤、水濠を越える西川

「負けて こんなに悔しい事はない」。第一声だった。6月に行われた全日本個人選手権では大会新記録での優勝。西川が狙っていたものは、一つだけだった。

8分41秒93という学生トップ記録を持つ山口(城西大)は欠場したものの、西川より早いベストを持つ5人がエントリー。激戦が予想された。しかし、スタートしてから四番手に付けた西川は、集団にもまれ1000㍍を過ぎてからは先頭集団から離脱。なかなか流れに乗れず、10番手辺りを前後する。先頭集団も3分4秒で1000㍍を通過してから、そのままスロー気味のペースが続き、集団が崩れないままレースは進んだ。

1600㍍を過ぎ、ラストスパートに向け徐々にペースが上がると優勝候補の一角の津田(筑波大)が飛び出した。津田は全国個人で西川に競り負け、準優勝に涙をのんだ相手。筑波大のスタンドから歓声が上がる。西川は以前先頭とは70㍍以上の差。万事休すの状態でラスト一周の鐘が鳴る。と同時に観客の視線は一点に注がれた。明らかに他とは違う猛スピードで次々と順位を上げていく西川がいた。息を吹き返したように、みるみるうちに津田との距離を詰めていく姿はまさに龍の如く。あれだけあった差を一気に縮め、2番手でラスト100㍍。しかし、あと一息のところで津田が先にゴールラインを踏んだ。たった一秒。その差で西川は優勝を逃した。

「勝てた試合だった、もったいない、悔しい」。西川も西出監督も口を揃えた。敗因は、積極性とレースの組み立て。実業団での合宿などで確実に走力は上がっていたこともあり、自己ベストも期待していた。それだけに悔しさは一際だった。しかし、「この悔しさがあればこれからのシーズンも乗り切れる」と前向きに今後を見据えた。

来年はラストイヤー。この悔しさの先にあるものはリベンジで優勝で、日本一しかないだろう。やられたからには――やり返すしかない。

【西川選手インタビュー】
優勝を狙っていたので悔しい。天候も足の状態も良かったが、守りに入り過ぎた。反省点が多いが、ラスト300㍍のスパートではこの夏の成果が出たと思う。今後は5000㍍で13分台を狙い、秋の駅伝までにしっかりチームを引っ張っていきたい。

【西出監督インタビュー】
ここにくるまでに、実業団の合宿や大学の合宿でしっかり走り込んでいたので、上手く行けば自己ベストで優勝出来た。津田選手はレース展開が上手かったが、西川は位置取りが悪かった。ただ、ラスト一周でこのままではできても入賞かな、と思っていたがラストは持ち味のスピードが活かせたのは良かった。

今年は狭間の年。昨年、チームの二本柱を失ったのは大きいが、秋の駅伝ではしっかり踏ん張っていきたい。西川、内波(営2)、藤村(政2)が鍵。

【記録】
順位   氏  名     所 属    記 録
1    津田 修也    筑 波 大  8:57.50
2     西川 凌矢    龍 谷 大  8:58.63
3    猪狩 大樹      帝 京 大   9:00.57

 

左:表彰台で銀メダルを下げ笑顔を見せる西川、真ん中:優勝した津田選手(筑波大)、右:三位猪狩選手(帝京大)

(写真・記事 龍魂編集室 新谷 佳菜)

 

1/71234567

ページの先頭へ

ページの先頭へ