龍大から二人目のJリーガーが誕生した。(1993年 岸本選手がヤンマー(現セレッソ大阪)に入団)ファジアーノ岡山に入団することとなった、佐々木健人(経済4年スポーツサイエンスコース)。彼のポジションはサイドバック。攻守ともに参加し、豊富な運動量が必要とされるポジションである。既に岡山に移住しているとのことなので、電話での取材を試みた。
入団が決まったときの心境は?
「みんな就職先が決まっていて、自分がまだ決まっていなかったので、プロになったというよりは就職先が決まってうれしかった思いが強かったです。プレッシャーというより、焦りの方が大きかったですね」
プロはいつから目指していたのか ?
「小学校の頃からプロになりたかった。でもその時はぼんやりと考えていただけで、本格的にプロを目指そうと思ったのは就職について考え始める大学2年生ごろからです」
自分自身をどんなプレーヤーだと思っているか?
「自分のポジションはサイドバックなので、スピードに自身があります。セレクション(入団テスト)でもこの持ち味を出せていたので今回の結果につながったと思います。 サイド攻撃が主体の龍大のサッカーは合っていたというよりは、合わせてもらっていたという方が正しいですね(笑)」
目標、憧れの選手は?
「あまりサッカーを見ないので、目標とするプレーヤーは特にいません(笑)なので自分自身のプレーを貫きたいです」
進学先を龍大に選んだ理由は?
「入れ替わりになってしまったが、先輩がいたこともあって龍大を選びました」
龍大はどんなチームだったか?
「龍大は監督がいなく、学生主体であるということが強みでも弱みでもあると思います。流れや雰囲気が悪くなったときチームが苦しくなってしまうけれど、練習の段階から自分たちで考えて行動できていることは良い部分ですね。部員みんなで龍大サッカー部を作り上げているというのが、他のチームにはない強みだと思います」
龍大サッカー部で得たものは?
「今まで人に言われて動いていた部分があったが、学生主体で部活をしてきて、自分で考えて行動ができるようになったことです」
プロとしての目標、抱負 は?
「自分は現在JFLのファジアーノ岡山ネクストに所属していて、シーズン中にJ2のファジアーノ岡山に上がれることもあるので、今年中にJ2に上がってJリーグデビューをしたいです。その為にも今週末(3月6日)JFLが開幕するので、試合に出てアピールをしていきたいです」
龍大サッカー部にむけて
「3年連続で逃している1部昇格を成し遂げてほしいし、一人ひとりやりたいことがあるとは思うけど、せっかく大学までサッカーを続けてきたので引退、卒業してからも何らかの形でサッカーを続けてほしいと思います」
実際に会ってインタビューできなかったのは残念だったが、彼のサッカーに対する情熱が伝わってきた。この情熱は更なる高みを目指す彼にとって、大きな原動力となるに違いない。今後の活躍に注目だ。
(龍魂編集室 記事/写真 隠岐 豪) 龍スポ144号 4月1日発行予定! 龍魂編集室では新入部員を募集中! 興味がある方はtokoton_ryukon@hotmail.com まで!