ラグビー部

Aリーグの壁厚く、昇格ならず

12月13日、鶴見緑地競技場において、関西大学リーグAB入れ替え戦対近大の試合が行われた。前半、敵陣に攻め込む場面が何度も見られた。しかし、後半は近大のペースに持ち込まれ15-61というスコアで敗れAリーグ昇格という夢は叶わなかった。

試合開始直後から、リーグ戦でさらに成長したフォワード陣を中心にトライを狙う。しかし、得点にはつながらず前半12分、先制トライを奪われる。しかし、前半17分、ラインアウトからモールで船橋(経済4)が押し込み、5―7。そこからは均衡状態が続いたが、前半27分、30分と立て続けにトライを決められ5―21と点差を広げられる。前半終了間際に中村(経済1)がペナルティキックを成功させ8―21で後半に折り返す。何とか点差を縮めたい龍大だがいつも通りのプレーができず、終始相手ペースで試合が進む。後半22分のところで8―40。このままでは終われない龍大は相手に果敢に挑み、後半27分、フォワード陣がモールで押し込み冨松(経済3)がトライを決める。キックも成功させ、15―40。しかし、その後は点差を詰められず、試合終了。15―61というスコアでAリーグ復帰を決めることはできなかった。

モールでトライを狙うフォワード陣

モールでトライを狙うフォワード陣

「点差ほどの差はなかった。独特の雰囲気で自分たちの力を出し切れなかった」と語る大内監督。リーグ2位で挑んだ3年ぶりの入れ替え戦は、悔しさが残る結果となった。そして、この試合で4年生は引退となる。試合終了間際に怪我で選手交代となった主将の向(政4)は「辛かった。何より最後までグラウンドに立てなかったことが悔しい」と語り、「自分が本当に主将でいいのか、迷った時もあったんですが、支えがあってここまでやってこられたのは皆のおかげなので幸せです」と一年間を振り返った。試合後、悔し涙を流した向。その悔しさと「Aリーグ昇格」という夢は後輩たちに引き継がれる。来年こそ、最高の笑顔でその夢を叶えてほしい。

試合後、熱い握手を交わした向と大内監督

試合後、熱い握手を交わした向と大内監督

〈大内監督のコメント〉
「最初の10分で相手を釘付けにして最初に一本決めていれば流れも変わったのかなと思う。4回生が本当にまとめてくれてここまで築き上げてきてくれた。お疲れ様でしたと声をかけたい。来年も独特の入れ替え戦でプレーをして自分たちの力を出し切って行くことが大切だと思う。やってきていることに間違いはないと思う。ここまで築き上げたところからまた築き上げていきたい」

〈向主将のコメント〉
「自分たちの型にはまらなかった。いけるチャンスはあったが自分たちのペースをつかめなかった。そこの部分では相手の方が小さいチャンスをものにして流れを引き寄せていた。チームの雰囲気は申し分のない良い雰囲気だったが、入れ替え戦という独特の雰囲気にのまれてしまった。僕みたいなのがキャプテンになって色々あったが最後まで僕を信じて支えてくれたり、後輩からは僕を頼りに信じてくれたり自分自身も助かって最後までできた。厳しい道かもしれないけど信じていたらAリーグにいけると思うので、次のステップアップに繋がれば幸いです」

〈副主将の石井(文4)のコメント〉
「四年間通して問題が多かった学年なので、4年生になったときに覚悟決めて、ここまで成長できた。向がいたからこそここまでこられたと思う。みんな頼っていたと思う。向には大好きと声をかけたい。後輩に向けては思った以上に甘くないと伝えたい。ラグビーは自分を出せる場所。4年間続けてきてよかったです」

〈副主将の鈴木(文4)のコメント〉
「入学してからは組織的なことはなくて監督が変わって、浜村さんが来てから組織的なことをしっかりやれるようになってきた。4年生には最後まで応援してくれて感謝でいっぱいです。向はオンとオフが口癖。やるときにしっかりやって休むときはしっかり休む。メリハリがしっかりできる男。入れ替え戦にいけた空気を特別な場所ではなくてここに来るのが当たり前っていうのを普段から感じとってやってくれればいいなと思う。ラグビーは自分にとって人を成長させてくれる場所です」

〈舩橋選手のコメント〉
「今日の試合は見ての通り、相手はAリーグでやっている分フォワードの強さであったり、バックスの展開力であったりBリーグでは経験できないことがあった。4年生にはここまでサポートしてくれて感謝しています。入れ替え戦まで指導していただいた監督やスタッフの皆さんにも感謝してます。龍大のラグビー部は正直嫌いでした。1年生の時にすぐにやめようと思っていたがここまで続けてこれてよかったし、楽しかった。続けてきて正解でした。後輩は入れ替え戦を経験できたのでそれが良かったかなと思う。次に入れ替え戦を迎えたときに経験している分、緊張せずに思い切ってプレーしてほしい」

〈堀内選手(文4)のコメント〉
「四年間のラグビーは楽しかった。後輩にはリベンジしてもらいたい。向はラグビーってなると切り替えがすごい。大好きと声をかけたい」

(龍魂編集室 記事 林蘭子 写真 向川佳祐)
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去年の雪辱晴らし、入れ替え戦へ!

11月30日、関西大学千里山グラウンドにおいて関西大学Bリーグ最終戦対花園大が行われた。去年1点差で敗れた花園大に対し63―22で快勝。3年間黒星だった相手に勝利し、最終順位は2位。入れ替え戦への切符をつかんだ。

リーグ最終戦。勝って入れ替え戦に向けて勢いをつけたい龍大は試合開始直後からみせる。前半1分、龍大ボールのスクラムからバックスに展開し、高尾(文4)が抜け出す。ステップで相手を置き去りにするとそのままゴールライン中央にトライ。先制点を奪う。その後はモールで2トライを奪うが前半19分、相手に独走トライを決められて19―10とされる。それでも前半25分前後に、龍大は相手ゴールライン付近で猛攻を続けると、前半30分に22m付近でスクラムで前進するとそのままトライ。フォワードが相手を圧倒し、26―10で前半を終えた。

先制トライを奪った高尾

先制トライを奪った高尾

後半22分、龍大ディフェンスのタックルが相手を襲う。タッチライン際を攻める相手にタックルで相手を押し出すと、ラインアウトからモールでゴールラインまで攻め込みそのまま富松(済3)がトライ。その後も中村(済1)のペナルティゴールなどで追加点を奪って63―22で勝利。リーグ最終戦を勝利で終え、最終順位は2位。3年ぶりの入れ替え戦進出となった。

トライを決め喜びをみせる選手たち

トライを決め喜びをみせる選手たち

試合終了後、スタンドから大きな拍手が鳴り響いた。過去三年間、勝利のなかった花園大戦に大差で勝利して「今日の試合はぶっ倒した。点差をみてほしい」と主将の向(政4)は喜びを爆発させた。それでも「やっと僕らのスタートラインに立った」とあくまでAリーグ昇格を目指す。来る日は12月13日。強豪に競り勝ち、向が何度も口にした「全員で笑って叫んで終わる」という目標を果たして欲しい。

試合後の選手を迎える大内監督

試合後の選手を迎える大内監督

<大内監督のコメント>
「相手を圧倒できた。相手の留学生をまったく走らせず、相手の戦い方がいつもとちがっていたがハイパンとかキックとかを少なくしてディフェンスは戦いやすかった。相手のラインアウトはビデオをみてラインアウトの対応をコーチ陣が分析してくれたよくできた。フォワードは1試合1試合、成長してきて自信をつけてきている。関大、大産大、花園大にピークをもってこれたことが一番良かった。しっかり体を作って、接点の部分を練習して、メンバーを固定させなかった。最終的に選ばれた選手は選ばれたという自信をもってやってくれた。入れ替え戦はFWが五分以上に戦えればチャンスはあると思う。Aリーグに上がることができれば1位も2位も一緒。ここまでよくがんばってくれた。あと一つ頑張っていきたい」

<向主将のコメント>
「悔しい負けが続いていたが、勝つことができて入れ替え戦を迎えるという良い流れに持って行けたと思う。今日の試合はぶっ倒した。点差をみてほしい。飯がうまいはず。いまやっと僕らのスタートラインに立てたと思うのでもっとチームが固くなって頑張るだけ。浮かれることなく頑張っていきたい」

<船橋選手のコメント>
「セットプレー、モール、フォワードは圧倒できた。フォワードに関しては少し成長できたと思う。1年生の時に入れ替え戦を経験しているので、皆の緊張をほぐしたい。最後は4年間積み上げてきたものを出すだけ。春、近大と試合をした時から成長していると思うのでセットプレー、モールで圧倒できるように全力を尽くしたい」

(龍魂編集室 記事 向川佳佑/写真 林蘭子)

次節につながる勝利。いざ最終節へ。

11月23日大阪経済大学摂津グランドにおいて関西大学Bリーグ第8節対大教大が行われた。前半の終盤にトライを重ねて60―17で勝利し最終節の花園大学につながる試合となった。

前半7分、相手自陣に攻め込み船橋(済4)が先制のトライを奪うが直後に龍大がペナルティ。相手にペナルティーゴールを決められ7―3とされる。それでも繰り返し攻め込む龍大は平山(社4)が22m付近中央まで抜け出しパスダミーで相手をかわす。そのままゴールライン付近まで迫りラストパス。そのまま受けた選手が決めて流れを引き寄せた。その後もスクラムからモールでトライを決めるなど36―10で折り返した。

後半も龍大ペースで試合が続く。後半の序盤に2本のトライでリード広げると後半19分に相手のキックを堀内(文4)がキャッチ。そのまま相手をかわして独走しトライを決めた。しかし後半30分に自陣でプレーする龍大はパスミスからトライを奪われ53―17となる。それでも後半37分にダメ押しのトライを決めて60―17で試合を終えた。

モールで前進する選手たち

モールで前進する選手たち

試合前のアップ中に主将の向はメンバーを集合させてチームを鼓舞した。「関大のアップのテンションでやっていかないと入れ替え戦とかいったときにやられてしまうと思う」と入れ替え戦を見据えて試合前から気迫を感じさせてくれた。次節の最終戦は、去年一点差で花園大戦。悔しさを味わった向は「ぶっ倒す」と一年越しのリベンジに気合十分。入れ替え戦にむけてさらに勢いを乗るべく、残り一戦、集中して挑む。

<大内監督のコメント>
「立ち上がりが少し悪かったが、対大教大ということではなく自分たちがやってきたことを一試合一試合積み上げていこうとした。敵がどうのこうのではなく、自分たちがミスをして自分たちで苦しんだだけだった。対外人ではなくやっていこうということは伝えました。タックルした後に足一本でも離さないというところを意識していきたい。キックの対応に気を付けていきたい」

<浜村コーチのコメント>
「集中していい試合をしてくれた。相手は一生懸命やってくるチームというのはわかっていたのでそれに合わせないようにやろうと言っていた。それでも自分たちの流れがくるまで我慢できたのがよかった。花園大は学生が一番悔しいのはわかっているので今日みたいな試合をしてくれればいいと思う」

<向主将のコメント>
「先週の試合は後半の後半で相手に自由にプレーされたので、勝ってるからいいやみたいなあまい考えがあった。今週はそれをなくして最後までやっていこうとした。花園大には三年間勝てていない相手だが、今日の試合みたいにFWが全線で戦えばなんの問題もないと思うので、入れ替え戦を意識しつつとりあえず花園大を戦いたい」

<平山選手のコメント>
「練習してきたところがうまくいかないところがあって自分たちでしんどいところをつくってしまった。次の試合では絶対にないようにしんどい時間に正確なプレーができるようにやっていきたいと思う。練習してきた以上の力はでないと思うので練習してきたことを出し切りたいです」

<藤谷選手(法3)のコメント>
「今日は強気に自分から仕掛けて行こうという気持ちで挑んだ。いつもよりはいけたと思います。花園大は3年間負けてる相手。勝つのは最低条件で、いい内容でチームのこと考えて勝ちにいきたいです」

(龍魂編集室 記事 向川佳佑/写真 林蘭子)

因縁の相手大産大に勝利!

11月16日、鶴見緑地競技場において関西大学Bリーグ第7節対大産大が行われた。過去何度も負けている大産大に対し、前半を同点で折り返し後半の序盤に得点を重ねて35―24で勝利した。

関大戦でさらに勢いをつけてきた龍大は序盤から攻める。前半7分に相手の22mラインでスクラムから左に展開して藤谷(法3)が抜け出す。相手に止められると富松(済3)がパスを受けてそのままトライ。しかし、すぐに相手にトライを奪われると、自陣でのプレーが続き前半を7―7で折り返す。

「後半はキックを少なくして攻撃的にした」と大内監督の采配が功を奏する。後半3分、龍大のラインアウトから堀内(文4)が相手ディフェンスの逆をつき独走状態に。そのままゴールラインまで走り抜きトライ。後半6分にも堀内が敵陣でボールを奪うと相手をかわしてトライを決めた。さらに後半16分のコンバージョンキックは左タッチライン側からの難しい角度となったが中村(済1)が落ち着いて成功させリードを広げる。終盤に追い上げられるも逃げ切り35―24で試合終了。因縁の大産大相手に勝利をつかんだ。

相手をかわしてトライを狙う堀内

相手をかわしてトライを狙う堀内

すべてのキックを成功した中村

すべてのキックを成功した中村

<大内監督のコメント>
「大産大には三年間、勝っていなかったが良い試合となった。自信を過信にならないようにしようと関大戦からギュッと引き締まった。17日が誕生日なので今日の勝利が良いプレゼントになったと思う」

<向主将のコメント>
「気持ちでは、イメージではできているけど、コンタクトの激しさは不安だったが開き直れた。みんなも助けてくれて勝つことができました。関大戦は親の気持ちで心配していて勝ってほしいという思いだった。一つ一つ集中しないと入れ替え戦も厳しいと思う。残り2戦絶対に勝ちに行って龍大の新しい歴史を刻みたい」

<堀内選手のコメント>
「今日の試合は気持ちよかった。ひやひやとした試合だったが楽しかった。大内監督に良いプレゼントになったと思う。残り2戦勝ちにつなげたい」

<中村選手のコメント>
「5回目のキックは難しい位置からだったが、前節の関大戦でペナルティーゴールを失敗して負けたと反省して練習してきた。練習でやってきたことを信じて後ろからやっていきたい」

(龍魂編集室 記事 向川佳佑/写真 林蘭子)

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