ラグビー部

虚しさ残る一戦。

11月17日、関西学生ラグビーBリーグ第7節が摂南大学グラウンドで行われた。前節の花園大戦では僅差で敗れてしまった龍大。入れ替え戦出場に向けて連敗は避けたいところ。第7節の相手は昨年までAリーグに所属していた摂南大。結果はいかに。

試合は前半開始直後、龍大は敵陣オフサイドの場面でペナルティゴールを選択するも枠を外してしまい先制点を逃す。その後も敵陣5mラインまで攻め入るもトライに結び付かない。逆に摂南大が龍大の僅かなミスに付け込みボールを奪取。そのまま相手ウィングへとパスが渡る。俊足飛ばしてトライゾーンまでボールを運び、先制点を許す。必死のディフェンスが続くも、相手選手のフィジカルの強さが勝り、倒す寸前にボールを繋がれて追加点を奪われてしまう。前半終了間際、オフサイドから鈴木(文3)がペナルティゴールを決め前半を3―24で折り返す。

チームを引っ張る向

後半も鈴木がペナルティゴールを決めて反撃の狼煙を挙げるが、外国人選手を軸にアタックを仕掛ける摂南大に防戦一方の龍大。トライを立て続けに奪われ点差を大きく離されてしまう。「どんな状況でも諦めるな。龍大のAチームの誇りを持ってやろう」。故障の大久保(法4)に変わりゲームキャプテンを務める向(政3)の言葉に鼓舞され、龍大選手たちはアタックを仕掛けていくも、トライを奪えない。悪い流れのまま時間が経ち、ここで試合終了。終わって見れば6-69で完敗。入れ替え戦出場に黄信号が灯った。

相手外国人選手にタックルを決める倉田

1トライも取れなかった。「ここまで点差が開くとは思わなかった。残念でならない」。大内監督の言葉はこの試合内容の虚しさを物語っていた。前節の敗北からこの日を迎えるまで、摂南大に勝つんだという強い気持ちで練習に臨んだに違いない。今日の試合ではその強い気持ちとは裏腹に点差が開いていくとモチベーションが低下し、小さなミスを繰り返しながら自分たちで首を絞めていった。「切り替えて勝利に向かって全力でやっていくしかない」。大内監督も向も口にしたその言葉は先を見据えていた。

一戦必勝のリーグ戦。誤解を恐れず真実を語ろう。敗者には何も残らず、勝者のみが栄光を知る世界。あと2節。入れ替え戦出場に望みを繋ぐべく、龍大ラグビー部に求められることはただ一つ。

“勝て”。

第8節は11月24日(日)、対大阪経済大学戦が甲南大学グラウンドにて12時40分キックオフです。

<大内監督のコメント>
「(今日の試合を振り返って)組織的なディフェンスはできていたが接点のところで負けた。(今までの相手とは違い)一人ひとりの激しさが今までとは違った。ここまで点差が離れるとは、残念でならない。(準備期間について)2週間の迎え方はみんな頑張ったし自分なりに考えてやってくれた。接点でのプレッシャーが全然違っていた。(次節に向けて)一戦一戦必死に勝利を目指してやっていくしかない。あと二戦絶対勝つ」

<向選手のコメント>
「(大久保主将に代わりゲームキャプテンを務め)正直びっくりしたが、大久保さんがいなくても僕ら3回生から引っ張っていこう。自分でやってやろうと思った。(今日の試合を振り返って)ゲームの流れを選手同士でつかめなかった。チャンスでミスしてしまい、集中力も欠けてしまった。本当に悔しいです。(キャプテンとしてどのような言葉をかけたか)どんな状況でも諦めるな。龍大のAチームの誇りを持ってやろう。だけど自分のゲームリーダーとしての統率力が足りなかった。(次節に向けて)自分はまだまだ諦めてない。勝利に向かって全力でやっていくしかない」

(記事/写真  龍魂編集室 寺前 彦汰)

 

総力戦で挑むが、リベンジならず

11月3日、京都大学宇治グラウンドにおいて関西学生ラグビーBリーグ第6節花園大学戦がおこなわれた。花園大学は去年の入れ替え戦にも出場しており、龍大も苦杯をなめた相手。龍大は、前半先制トライを決め勢いをつけるも、後半、外国人選手の独走を止められず逆転を許す。あと一歩のところで追いつけず20―21で惜敗した。

先制点のきっかけとなった船橋のパス

前半7分、龍大はパスを繋ぎ敵陣まで攻め込むとNo.8の向(政3)がモールで押しきり先制トライ。キックも成功し7―0と幸先いいスタートを切る。点差を広げたい龍大は前半24分、SH鈴木(文3)がペナルティゴールを成功させ10―0とリードし前半を折り返す。    後半10分、小さなミスから相手にボールを奪われるとそのまま独走でトライを決められ10―7と差を縮められる。逆転を阻止したい龍大だが、ラインアウトからまたしても独走を許すと10―14と逆転される。相手の外国人選手に何度もくらいつき、トライを決めさせなかった龍大。我慢の展開が続いたが、後半24分、スクラムで押しきってトライを決めると15―14とリードを奪う。しかし、逆転後すぐに相手にトライを決められ、15―21と逆転される。悪い雰囲気が漂う中、「ここは(気分を)下げるとこじゃない。盛り上げよう」と選手たちの中で言葉が飛び交う。後半37分、試合終了間際、最後の意地を見せ、トライを決め20-21と追いつく。しかし、無情にも試合終了のホイッスルが鳴り結果は20―21という結果で惜しくも勝利を逃した。

対策どおりに外国人選手にくらいつく選手陣

「試合内容で勝って、点数で負けた」と大内監督。外国人選手やポテンシャルの高い相手に対し、全員が試合を盛り上げながら戦った龍大ラグビー部。花園大戦に向けて一丸となり調整していただけに悔しい結果となった。「入れ替え戦出場のためには残り全て勝つしかない」。次戦は昨年までAリーグで戦っていた摂南大。苦しい戦いが予想されるが、彼らなら必ず勝利をつかみとってくれるはずだ。

次戦は11月24日、対摂南大が摂南大学ラグビー場において14時キックオフです。

(大内監督のコメント)
「上位4強の争いなので、今日の試合への勝ちへの意識はすごく高かった。練習も花園大戦に向けてディフェンスも強化しており問題はなかった。後半のちょっとしたミスが大きかった。向のトライで勢いがついただけに残念。今後の課題はアタックの精度を高めていくこと。入れ替え戦に出場するためにはすべて勝つしかない。選手たちは自分たちの悪いとこが分かっているので選手同士話をして次の試合を迎えてほしい」

(龍魂編集室 記事 林 蘭子 写真 向川佳佑)

 

会心のゲーム展開で開幕5連勝!11月、全勝校同士の戦いへ

10月27日、京都大学宇治グラウンドにて関西学生ラグビーBリーグ第5節が行われた。ここまで全勝をキープしている龍大ラグビー部。第5節の対戦相手は龍大が毎年苦戦を強いられる大阪教育大学である。リーグ戦も折り返しを迎え、勝利で11月を迎えられるのか。結果はいかに。

【試合展開】
試合は前半開始早々から動き出す。先制した前半12分、中央を突破した向(政3)から
樋口(済3)→倉田(文4)へパスが渡り、最後は中村(文4)が相手を抜き去り追加点を挙げる。流れに乗りたいとこだが、相手ウィングがアタックを仕掛ける。止めたい龍大だが、連携にミスが生じ1トライを返されてしまう。突き放したい龍大だが、寄りの早い相手守備ディフェンスを崩せず、前半を22対7で折り返す。

風向きが龍大有利に変わった後半、試合の流れを完全に掴む。この試合好調の向が連続トライをもぎ取り大教大を突き離す。大教大にアタックをさせず着実に追加点を奪う龍大。ここで試合終了。終わって見れば60対12で龍大が圧倒。見事開幕5連勝を飾った。

【攻守に活躍。大内イズムを受け継ぐ男】
『激しさあるプレーを』。大内監督が就任当初から言い続けてきた言葉である。2年目となる今年、その成果が如実に表れた。第4節を終えた時点で“19”はリーグ最少失点。「今年から攻撃的なディフェンスへ切り替えた。前に出て相手を止めることができている」と大内監督は胸を張る。その攻撃的なディフェンスの要となる選手がこの試合で一際輝きを放った。

倉田(右)のパスに反応する中村(左)

アグレッシブという言葉がこの男には良く似合う。倉田は攻守にわたり活躍した。故障明けで今シーズン初スタメン。アタックでは中村のトライをアシスト、ディフェンスでは先陣を切って前に出て大教大の攻撃の芽を摘んだ。「たまたまです。チームで前に出ていこうと決めていたので、自分は付いていくだけだった」と謙虚ながら、チーム内での存在感は際立っている。センター・ウィングとこなし、バックスリーダーとしてチームには欠かせない存在だ。圧巻だったのは後半、大久保主将(法4)が相手陣地の空いたスペースにパントキックを蹴りこむ。楕円球は転がり、敵陣トライゾーンへ。そこへ反応した倉田がキャッチしトライを挙げた。まさにあうんの呼吸が生んだ好プレー。周囲が驚きを隠せずにいた。「練習でやってきたことを試合で出していきたい。今日以上に試合ごとにレベルアップしていきたい」と倉田。背中で仲間を引っ張る男が献身的なプレーでチームを支えている。

次節は1週間後、対花園大が京都大学宇治グラウンドにて12時キックオフです。

<大内監督のコメント>
「(今日の試合を振り返って)大教大は今年好調で、他の上位校と当たった時にはだいたい20点前後は失点を喫していた。ディフェンスが良いので、ゼロに抑えようと思い挑んだ。60点取る事が出来た。前回の試合で情けない試合をした。改めて身を引き締めて挑みロースコアで押さえることができた。(次戦に向けて)選手の頑張りでスタートラインに来た。ここからは今までやってきたことは間違いでないので、あとは学生たちがどれだけ意識できるかがカギを握るかと思います」

<大久保主将のコメント>
「(今日の試合を振り返って)試合前からチームの雰囲気も良く、前半後半ともに良い流れで進んだ。(良かった点・悪かった点について)相手陣地でプレーする時間が長かったことは次につながる。ゴール前でのコミュニケーション不足が課題です。(次戦に向けて)去年は11月に悔しい思いをしているので、圧勝して入れ替え戦まで突っ走っていきたい」

主将としてチーム引っ張る大久保

(記事 龍魂編集室 寺前 彦汰/写真 西 睦美)

【龍魂編集室よりお知らせ】
龍大スポーツの最新号となる134号が11月15日発行予定です。
発行までしばしお待ちを。

圧倒的な力の差を見せつけ勝利!

10月6日、京都大学宇治グラウンドで行われた関西学生ラグビーBリーグ第3節対京大戦。初戦から幸先のいいスタートを切り相手に実力を見せつけた龍大は、細かいミスもありながら、序盤から確実にトライを積み重ね圧倒的な試合展開で勝利した。

この試合3度のトライを決めた伊藤

前半11分、初戦から大活躍のルーキーの※WTB金谷(営1)が先制トライを奪うと、それを皮切りに※PRの伊藤(法2)、船橋(済3)が意地を見せ敵陣に押しきりトライを決め力を見せつける。初戦は独走からのトライを多く決めた龍大だが、この日は細かくパスを繋ぐシーンや、前衛の力でトライをもぎ取るシーンも多く見られた。ところどころ細かいミスも出たものの、前半を52-7とリードし折り返す。後半戦でも試合を支配したのは龍大。後半10分、FWのまとめ役でありチームの中心的存在でもあるNo.8の向(政3)が相手の隙をつきトライを決めると、その後もチームの勢いは止まらない。※SHの鈴木(文3)も16回のコンバージョンキックの機会のうち、12回成功させるなどチームに貢献。終盤ラインアウトから相手にトライを決められた龍大だが、攻撃の手を緩めずに点差をさらに広げたところで試合終了。104-12と大差をつけ試合に勝利した。

昨秋よりキックの精度に磨きをかけた鈴木

しかし、この結果に選手たちは納得のいかない表情を見せた。「0点で抑えたかった。課題が残る試合になりました」と主将の大久保(法4)。チームの目標はAリーグ昇格。そのためには入れ替え戦に進むのが最低条件だ。高みを目指す彼らにとってここでの勝利は通過点に過ぎない。残り6試合、去年までAリーグで戦い続けていた摂南大、昨秋龍大が苦杯をなめた花園大と気を抜けない相手が残っているが、きっと今まで以上の力を見せつけ去年の屈辱を晴らしてくれるだろう。今後も昇格に向けまい進する彼らの戦いから目が離せない。

相手を振り切りトライを決める向

(大内監督のコメント)
「試合を重ねるごとに徐々によくなっていっている。0点で抑えたかったので2本とられたのは残念だが原因ははっきりしているので修正していきたい。残りの試合はどこもいいチームなので気を抜かずに頑張っていきたい。今日はPRの伊藤が頑張っていた。相手にプレッシャーをかけることが出来ていたと思う。一回一回の試合で課題が出てきてクリアしていけている。課題を修正し頑張っていきたい。」

(大久保主将のコメント)
「今日は前半前の試合駄目だった部分を修正できて後半は良かったと思う。課題にあげていた選手同士のコミュニケーションもとれたので良かった。気が抜けてしまいトライをとられたが課題が残る試合となった。次の試合は0点で抑えることが出来るようにしたい。得失点差も大切になるので意識して勝ちたい。最終目標は入れ替え戦なので一戦一戦大事にしていきたい」

(伊藤のコメント)
「前半は走ることが出来なかった。最初の10分で決めてしまいたかったので残念です。トライを決めたときはきめてしまおうという気持ちで行動した。今後は自分の体を生かしてトライを取りたいと思う。PRとして生きるプレーをできるようにしたいです」

※WTB…スリークウォーターの両翼。ライン攻撃では最後の段階でボールを受けトライを奪うポジション
PR…フォワード第一列目の両端。 スクラムではフッカーやスクラム自体を支える柱となるポジション
SH…スクラムにボールを投入し、出てきたボールを素早くBKラインにパスするポジション

(龍魂編集室 記事 林 蘭子 写真 向川佳佑)

 

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