ラグビー部

悔しき最終戦は来季の糧に

11月25日、関西学生ラグビーBリーグ最終節が関西大学中央グラウンドにて行われた。

前節の関大戦で惜しくも敗れた為、入れ替え戦出場ならずチーム目標だった「Aリーグ昇格」が果たすことが出来なかった青龍ラグビー。最終節の相手である大阪産業大学も龍大と同じく入れ替え戦出場はならなかったものの、外国人選手を軸にアタックを仕掛ける強豪だ。互いに勝利すれば「3位」が確定し、今節でチームを引っ張ってきた4年生の引退試合となった一戦。勝利で終えたい龍大だが、結果はいかに。

先制したのは大産大だった。スロースターターな青龍の立ち上がりを攻め立て、立て続けにトライを許してしまう。反撃に転じたい龍大だが、スクラムやラインアウトといったセットプレーを取れず、更にミスも続出し悪い流れを断ち切れない。逆に大産大は着実に得点を重ねていく。このまま何も出来ずに終わってしまうのかと誰もがそう思った。だが前半36分、相手ボールのスクラムからBK陣パス回しにミスが生じる。そのこぼれ球に反応した倉田(文3)がボールを奪い取り、そのまま独走。見事トライを決め、前半を5対28で折り返す。

勝利へ。逆転を心に誓い挑んだ後半40分間。日頃からチームを鼓舞し続ける河本副主将(国4)が魅せた。後半開始早々、相手BK陣の僅かな隙を突破した倉田のリターンパスを河本がトライに結び付ける。石川(済3)のプレスキックも決まり反撃の狼煙を挙げたように見えた。だが大産大の攻撃が牙を剥く。後半も大産大ペースで試合が進み、FW・BKともに圧倒されてしまう龍大。後半33分に中田(法3)のショートパスに向(政2)が反応し1トライもぎ取るのがやっと。その後も大産大に立て続けにトライを取られてしまい、ここで試合終了。19対52と今シーズンの最多失点で完敗し、4位で今シーズンを終えた。

果たすことが出来なかった“Aリーグ昇格”という目標。目標は簡単に達成できない事を改めて痛感し、試合後涙を流す選手も見られた。全てにおいて圧倒されてしまい、不甲斐ない結果となった今試合。それでも青龍を愛し続けるファンは最後まで諦めず応援し続け、選手たちを外から鼓舞し続けた。ファンの為にも絶対に来シーズンで“Aリーグ昇格”を果たさないといけない。大内監督を中心にゼロからチームを作り直し、悲願のAリーグ昇格を成し得て欲しい。最後には皆で笑える日を信じて。

【大内監督のコメント】
「(今日の試合を振り返って)お互い2敗同士でモチベーションも下がってきている中での今試合だったが、まさか大差で負けてしまうとは思わなかった。(前半の失点について)前半はいつもスロースターターで、特に今日はキックオフから落ち着いて焦らず普段通りにやれと(選手たちに)言ったのですが、チーム全体でミスが多くプレッシャーをかけられてしまった。(1年間言い続けてきた“激しさ”の浸透について)まだですね。毎試合いつも激しさの事は言っているのですが、形や決まり事で選手一人一人が激しさを忘れないように言い続けているが、まだまだ浸透しきれてないですね。(来シーズンの目標について)来年ホントにリーグ戦で笑えるようにAリーグ昇格という目標もありますが、今季4位なのでBリーグ優勝というところから一からやり直したいと思います」

【松本主将のコメント】
「(一年間を通じて)相手の方が上だった。関大戦同様前半の失点が悔やまれる。(後輩たちには)スロースターター気味の攻撃を直して欲しい。(キャプテンとして)今年一年プレーで皆を引っ張るように努力したが、何も後輩たちに残してやれなかった。(後輩たちに向けての一言)この悔しさを忘れずに大内監督を信じ一年間を通じて頑張ってほしい」

【河本副主将のコメント】
「(今日の試合を振り返って)相手の方が気持ちで上回っていた。龍大はスロースターターなので前半攻められなかったのが悔しい。(自身のトライについて)皆が繋いでくれたトライなので決めることが出来て良かった。(副キャプテンとしての一年間を振り返って)この一年間、組織が成り立つためにいろんな人が協力してくれて、チームの雰囲気も良くなった。まだまだ発展途上なので、大内監督を信じ、後輩たちが変化していけば強いチームになると思う。(後輩たちに向けて一言)Aリーグ昇格を成し遂げてもらいたい」

【谷口副主将のコメント】
「(今日の試合を振り返って)相手も同じ2敗同士で、監督が最後は気持ちの面で勝とうと言われたが、良い場面もあったが80分間相手の攻撃を受けてしまった。(副キャプテンとしての一年間を振り返って)不甲斐ないリーダーで皆に迷惑をかけてしまい、4回生が少なくそれでもBKを引っ張っていくことが出来ず、何も残せず後輩たちには申し訳ない気持ちでいっぱいです。(ご自身のプレーについて)矛盾になるのですが、龍大ラグビー部での4年間は誇りですが、Aリーグ昇格を果たせなかったのが心残りです。(後輩たちに向けて一言)僕らの代での経験を糧にして、来シーズンのAリーグ昇格を果たして欲しい」

見事トライを決める河本

チームを一つにまとめる松本

(記事 龍魂編集室 寺前彦汰/写真 林蘭子)

後半反撃するも追いつかず

11月18日南大日山グラウンドにおいて、関西学生ラグビーBリーグ第7節がおこなわれた。前節の花園大戦で25対33と痛い敗戦を喫し、入れ替え戦の切符をかけもう後がない龍大フィフティーン。対する相手はここまで全勝で勢いに乗っている関西大学。龍大は松本主将(法4)を筆頭に果敢に相手に挑むがあと一歩及ばず、彼らのAリーグ昇格への夢は潰えた。

先制トライを決めたのは関大。一瞬の隙をつかれあっという間に点を決められてしまう。その後立て続けに左サイドを抜かれ、前半26分の時点で0対22と相手の雰囲気にのまれ点差をつけられてしまう。主導権を握りたい龍大は、前半31分相手のミスを誘うと石川(済3)がそのチャンスを活かしトライを決め22対7とするが相手の攻撃を防げず7対34と更に点差を広げられ前半を折り返す。

追いつきたい龍大は後半、反撃の狼煙をあげる。開始直後に中田(法3)が密集地帯から抜け出し意地のトライを決めると、後半8分相手の反則も絡みペナルティキックで点を奪いその差を縮める。これ以上追加点を許せない龍大は相手の攻撃を何度もしのぎ反撃の機会をうかがう。後半28分安川(法3)に変わって途中出場した河口(法2)が敵陣に攻め込みトライを決め、流れを龍大ペースに引き込む。しかし後半30分ラインアウトから関大FWが押し切り追加点を決められてしまう。最後まで勝利を諦めずに攻めた龍大だったが後半の反撃も虚しく試合終了のホイッスルが鳴り、27対41で敗れAリーグ昇格への夢は来シーズンへ持ち越しとなった。

プレーで選手を引っ張りまとめていた松本主将や最後の秋を怪我で苦しんだ中村(文4)ら4年生にとって入れ替え戦への思いは誰よりも強かった。「4年生にとって最後の秋、勝ちたかった」最後まで勝利にこだわり続けた主将の目には涙が流れていた。入れ替え戦への希望の光は消えたが次戦の大阪産業大学戦、勝利を掴み笑顔で秋季リーグを終えてほしい。

次戦の大阪産業大学戦は一週間後、関西大学において午後12時キックオフです。

【大内監督のコメント】
「Aリーグ昇格とBリーグ優勝という目標がこの試合で断たれてしまった。残念です。後半のプレーはずっと相手を上回っていたが前半の34点が最後まで響いてしまった。スクラムやラインアウトは相手の方の力が上だった。来週の大産戦は勝って3位でシーズンを終えたい」

【松本主将のコメント】
「相手の方が実力も気持ちも上だった。勢いに乗っていたら勝てると思ったので前半が悔やまれる。今日の試合はタックルも決めることが出来ていたしチームの雰囲気も良かっただけにほんとに悔しい。自分たちにとって大事な試合だったので最後まで全力を尽くした。入れ替え戦はなくなったが(次戦の)相手を圧倒し気持ちをきらずに勝利を手にしたい」

 

相手を振りきりトライを決める石川(右)

密集地帯で攻撃を仕掛ける中田

(記事 龍魂編集室 林蘭子/写真 寺前彦汰)

リーグ戦後半に突入、今週末は花園大と対戦する。

松本力哉主将率いる「ブルードラゴン」龍大ラグビー部。開幕5連勝で2季連続のBリーグ優勝、そして念願のAリーグ昇格に向けてひた走っている。これまでの対戦は

龍谷大学 60-15 大阪教育大学
龍谷大学 79- 7 大阪経済大学
龍谷大学 73-19 京都大学
龍谷大学 60-33 甲南大学
龍谷大学 83- 0 大阪工業大学

となっている。龍大は前節に大阪工業大学を完封し、いよいよ調子を上げてきた。これからの残り3試合は昨年上位校との対戦で、まずは11月11日(日)に花園大学との一戦が待ちかまえている。花園大学は昨年4位ながら、破壊力のある外国人留学生選手を要し今年は大阪産業大学(昨年2位)を破って勢いに乗っているチームだ。しかし龍谷大学の勝利へのモチベーションは高く、大内ラグビーがチーム全体に浸透し、雰囲気も最高潮に達している。自分の力を信じ仲間を信じてプレーすれば勝利はおのずとついてくるはずだ。いざ!勝利のゴールをめざせ! 

龍谷大学 対 花園大学
日時 2012年11月11日(日) 14:00キックオフ
場所 龍谷大学 南大日グラウンド

Bリーグ優勝、そしてAリーグ昇格を目指す龍大ラグビー

Bリーグ優勝、そしてAリーグ昇格を目指す龍大ラグビー

攻守に圧倒!!勝負の11月に挑め。

10月28日、関西学生ラグビーBリーグ第6節が関西大学中央グランドにて行われた。

前節でディフェンスに課題を残した「青龍」ラグビー。「練習中雰囲気が悪くそれが試合に出てしまった」とキャプテンNO8松本(法4)が前節終了時に語るように、今試合ではディフェンスの修正が試合のカギを握る。

今節の相手である大阪工業大は前節で今シーズン他を寄せ付けない強さを誇る関西大学から15点奪ったアタックを誇るチームだ。ディフェンスの修正を試みる「青龍」にとっては打ってつけの相手だと言える。秋雨が降り敷ける中、12時キックオフで静かに始まった。

前半の立ち上がりから明らかに前節までの「青龍」とは違っていた。

「このチームはスロースターターで前半の入り方に課題がある」と大内監督が今シーズンから言い続けてきた以前の「青龍」とは違う。立ち上がりから果敢に前に出ていき、監督が選手たちに言い続けてきた「激しさ」あるプレーで選手たちは躍動する。

悪天候の試合ではボールパスが生命線である。

水を吸収しやすい人工芝に楕円球がバウンドすると、表面が滑りやすくキャッチング一つでノックオンといった小さなミスが目立つ。「激しさ」ある龍大に大工大は焦りからかミスを連発する。焦りはオフサイドを生み出し、龍大はこれをFWの速攻で相手のディフェンスラインを下げる。SH中田(法3)のショートパスにPR石井(政2)が突破し先制点を挙げると、ゴール後のプレスキックをFB石川(済3)が確実に決め幸先良いスタートを切る。

BK陣が好調だ。WTB谷口(文4)や本来SOで今試合ではFBで出場している石川が戦列に復帰した事で多彩な攻撃を仕掛けていく龍大。CTB大久保(法3)のトライや連日活躍しているルーキーのSO近藤(済1)のトライで着実に得点を重ねていく。課題だったディフェンスも前に出る「激しさ」溢れるプレーで相手チームのアタックを防いでいき、前半を45対0で折り返す。

前半の秋雨が嘘のように晴れ渡った後半戦。攻守に龍大が大工大を圧倒した。

前半2トライの大久保にWTB倉田(文3)も2トライで応戦すれば、FW陣も呼応しトライを重ねていく龍大に対し、大工大はディフェンスするのがやっと。ディフェンスも最後まで守りきりここでゲームセット。攻守に圧倒した龍大が83対0で大工大に圧勝し、開幕から無傷の6連勝を達成した。

今シーズンで一番のゲーム展開だった「青龍」ラグビー。「0点に抑えたことと何より激しさあふれるプレーが多くみられた」と大内監督もご満悦だった。6戦全勝で10月を終え、1週間空いてから、「勝負の11月」が始まる。無敵の強さを誇る関大・外国人を軸にアタックを仕掛ける花園大・去年の入れ替え戦にて京産大と互角に戦った大産大と、気の抜けられない戦いが続くわけだが、「Aリーグ昇格」を目指す以上勝利が求められる。期待したい。

次戦は2週間後の11月11日、対花園大戦が南大日グランドにて14時キックオフです。

【大内監督のコメント】
「(今試合を振り返ってみて)今までで一番の試合だった。特に(相手を)0点に抑えたこと・・何より“激しさ”のあるプレーを選手たちが意識していたので良かったです。ディフェンスも今までだとキック時の場面に課題があったが今回は修正出来ていた。(次戦に向けて)花園大は外国人を軸とするので今試合よりももっと選手たちには“激しさ”が求められます。(リーグ戦まで)2週間空くんで遠征を組んで社会人チームを相手に“激しさ”を培いたいと思います」

【松本キャプテンのコメント】
「(今日の試合を振り返って)この試合の雰囲気は先週よりも良かった。FW・BK間の連携が取れていて、全員で声を出してプレーできたことが0点に抑えられたし、成長したと思う。(次戦に向けて)気持ちを切らさずに入れ替え戦に向けて勝つことだけを考えていきたい

【今試合のMVP・大久保選手のコメント】
「(今日の試合を振り返って)今日の試合はいつもよりミスが少なくオフェンスの雰囲気が良かった。(次戦に向けて)自分がしっかりしてチームに貢献し、相手を圧倒したい。絶対に勝ちます」

大内監督(左)が見つめる中、プレスキックを決めるFB石川

敵のディフェンスをかわし、前進するCTB大久保

(記事 龍魂編集室 寺前彦汰/写真 同 隠岐智夏)

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