ラグビー部

総力戦で挑むが、リベンジならず

11月3日、京都大学宇治グラウンドにおいて関西学生ラグビーBリーグ第6節花園大学戦がおこなわれた。花園大学は去年の入れ替え戦にも出場しており、龍大も苦杯をなめた相手。龍大は、前半先制トライを決め勢いをつけるも、後半、外国人選手の独走を止められず逆転を許す。あと一歩のところで追いつけず20―21で惜敗した。

先制点のきっかけとなった船橋のパス

前半7分、龍大はパスを繋ぎ敵陣まで攻め込むとNo.8の向(政3)がモールで押しきり先制トライ。キックも成功し7―0と幸先いいスタートを切る。点差を広げたい龍大は前半24分、SH鈴木(文3)がペナルティゴールを成功させ10―0とリードし前半を折り返す。    後半10分、小さなミスから相手にボールを奪われるとそのまま独走でトライを決められ10―7と差を縮められる。逆転を阻止したい龍大だが、ラインアウトからまたしても独走を許すと10―14と逆転される。相手の外国人選手に何度もくらいつき、トライを決めさせなかった龍大。我慢の展開が続いたが、後半24分、スクラムで押しきってトライを決めると15―14とリードを奪う。しかし、逆転後すぐに相手にトライを決められ、15―21と逆転される。悪い雰囲気が漂う中、「ここは(気分を)下げるとこじゃない。盛り上げよう」と選手たちの中で言葉が飛び交う。後半37分、試合終了間際、最後の意地を見せ、トライを決め20-21と追いつく。しかし、無情にも試合終了のホイッスルが鳴り結果は20―21という結果で惜しくも勝利を逃した。

対策どおりに外国人選手にくらいつく選手陣

「試合内容で勝って、点数で負けた」と大内監督。外国人選手やポテンシャルの高い相手に対し、全員が試合を盛り上げながら戦った龍大ラグビー部。花園大戦に向けて一丸となり調整していただけに悔しい結果となった。「入れ替え戦出場のためには残り全て勝つしかない」。次戦は昨年までAリーグで戦っていた摂南大。苦しい戦いが予想されるが、彼らなら必ず勝利をつかみとってくれるはずだ。

次戦は11月24日、対摂南大が摂南大学ラグビー場において14時キックオフです。

(大内監督のコメント)
「上位4強の争いなので、今日の試合への勝ちへの意識はすごく高かった。練習も花園大戦に向けてディフェンスも強化しており問題はなかった。後半のちょっとしたミスが大きかった。向のトライで勢いがついただけに残念。今後の課題はアタックの精度を高めていくこと。入れ替え戦に出場するためにはすべて勝つしかない。選手たちは自分たちの悪いとこが分かっているので選手同士話をして次の試合を迎えてほしい」

(龍魂編集室 記事 林 蘭子 写真 向川佳佑)

 

会心のゲーム展開で開幕5連勝!11月、全勝校同士の戦いへ

10月27日、京都大学宇治グラウンドにて関西学生ラグビーBリーグ第5節が行われた。ここまで全勝をキープしている龍大ラグビー部。第5節の対戦相手は龍大が毎年苦戦を強いられる大阪教育大学である。リーグ戦も折り返しを迎え、勝利で11月を迎えられるのか。結果はいかに。

【試合展開】
試合は前半開始早々から動き出す。先制した前半12分、中央を突破した向(政3)から
樋口(済3)→倉田(文4)へパスが渡り、最後は中村(文4)が相手を抜き去り追加点を挙げる。流れに乗りたいとこだが、相手ウィングがアタックを仕掛ける。止めたい龍大だが、連携にミスが生じ1トライを返されてしまう。突き放したい龍大だが、寄りの早い相手守備ディフェンスを崩せず、前半を22対7で折り返す。

風向きが龍大有利に変わった後半、試合の流れを完全に掴む。この試合好調の向が連続トライをもぎ取り大教大を突き離す。大教大にアタックをさせず着実に追加点を奪う龍大。ここで試合終了。終わって見れば60対12で龍大が圧倒。見事開幕5連勝を飾った。

【攻守に活躍。大内イズムを受け継ぐ男】
『激しさあるプレーを』。大内監督が就任当初から言い続けてきた言葉である。2年目となる今年、その成果が如実に表れた。第4節を終えた時点で“19”はリーグ最少失点。「今年から攻撃的なディフェンスへ切り替えた。前に出て相手を止めることができている」と大内監督は胸を張る。その攻撃的なディフェンスの要となる選手がこの試合で一際輝きを放った。

倉田(右)のパスに反応する中村(左)

アグレッシブという言葉がこの男には良く似合う。倉田は攻守にわたり活躍した。故障明けで今シーズン初スタメン。アタックでは中村のトライをアシスト、ディフェンスでは先陣を切って前に出て大教大の攻撃の芽を摘んだ。「たまたまです。チームで前に出ていこうと決めていたので、自分は付いていくだけだった」と謙虚ながら、チーム内での存在感は際立っている。センター・ウィングとこなし、バックスリーダーとしてチームには欠かせない存在だ。圧巻だったのは後半、大久保主将(法4)が相手陣地の空いたスペースにパントキックを蹴りこむ。楕円球は転がり、敵陣トライゾーンへ。そこへ反応した倉田がキャッチしトライを挙げた。まさにあうんの呼吸が生んだ好プレー。周囲が驚きを隠せずにいた。「練習でやってきたことを試合で出していきたい。今日以上に試合ごとにレベルアップしていきたい」と倉田。背中で仲間を引っ張る男が献身的なプレーでチームを支えている。

次節は1週間後、対花園大が京都大学宇治グラウンドにて12時キックオフです。

<大内監督のコメント>
「(今日の試合を振り返って)大教大は今年好調で、他の上位校と当たった時にはだいたい20点前後は失点を喫していた。ディフェンスが良いので、ゼロに抑えようと思い挑んだ。60点取る事が出来た。前回の試合で情けない試合をした。改めて身を引き締めて挑みロースコアで押さえることができた。(次戦に向けて)選手の頑張りでスタートラインに来た。ここからは今までやってきたことは間違いでないので、あとは学生たちがどれだけ意識できるかがカギを握るかと思います」

<大久保主将のコメント>
「(今日の試合を振り返って)試合前からチームの雰囲気も良く、前半後半ともに良い流れで進んだ。(良かった点・悪かった点について)相手陣地でプレーする時間が長かったことは次につながる。ゴール前でのコミュニケーション不足が課題です。(次戦に向けて)去年は11月に悔しい思いをしているので、圧勝して入れ替え戦まで突っ走っていきたい」

主将としてチーム引っ張る大久保

(記事 龍魂編集室 寺前 彦汰/写真 西 睦美)

【龍魂編集室よりお知らせ】
龍大スポーツの最新号となる134号が11月15日発行予定です。
発行までしばしお待ちを。

圧倒的な力の差を見せつけ勝利!

10月6日、京都大学宇治グラウンドで行われた関西学生ラグビーBリーグ第3節対京大戦。初戦から幸先のいいスタートを切り相手に実力を見せつけた龍大は、細かいミスもありながら、序盤から確実にトライを積み重ね圧倒的な試合展開で勝利した。

この試合3度のトライを決めた伊藤

前半11分、初戦から大活躍のルーキーの※WTB金谷(営1)が先制トライを奪うと、それを皮切りに※PRの伊藤(法2)、船橋(済3)が意地を見せ敵陣に押しきりトライを決め力を見せつける。初戦は独走からのトライを多く決めた龍大だが、この日は細かくパスを繋ぐシーンや、前衛の力でトライをもぎ取るシーンも多く見られた。ところどころ細かいミスも出たものの、前半を52-7とリードし折り返す。後半戦でも試合を支配したのは龍大。後半10分、FWのまとめ役でありチームの中心的存在でもあるNo.8の向(政3)が相手の隙をつきトライを決めると、その後もチームの勢いは止まらない。※SHの鈴木(文3)も16回のコンバージョンキックの機会のうち、12回成功させるなどチームに貢献。終盤ラインアウトから相手にトライを決められた龍大だが、攻撃の手を緩めずに点差をさらに広げたところで試合終了。104-12と大差をつけ試合に勝利した。

昨秋よりキックの精度に磨きをかけた鈴木

しかし、この結果に選手たちは納得のいかない表情を見せた。「0点で抑えたかった。課題が残る試合になりました」と主将の大久保(法4)。チームの目標はAリーグ昇格。そのためには入れ替え戦に進むのが最低条件だ。高みを目指す彼らにとってここでの勝利は通過点に過ぎない。残り6試合、去年までAリーグで戦い続けていた摂南大、昨秋龍大が苦杯をなめた花園大と気を抜けない相手が残っているが、きっと今まで以上の力を見せつけ去年の屈辱を晴らしてくれるだろう。今後も昇格に向けまい進する彼らの戦いから目が離せない。

相手を振り切りトライを決める向

(大内監督のコメント)
「試合を重ねるごとに徐々によくなっていっている。0点で抑えたかったので2本とられたのは残念だが原因ははっきりしているので修正していきたい。残りの試合はどこもいいチームなので気を抜かずに頑張っていきたい。今日はPRの伊藤が頑張っていた。相手にプレッシャーをかけることが出来ていたと思う。一回一回の試合で課題が出てきてクリアしていけている。課題を修正し頑張っていきたい。」

(大久保主将のコメント)
「今日は前半前の試合駄目だった部分を修正できて後半は良かったと思う。課題にあげていた選手同士のコミュニケーションもとれたので良かった。気が抜けてしまいトライをとられたが課題が残る試合となった。次の試合は0点で抑えることが出来るようにしたい。得失点差も大切になるので意識して勝ちたい。最終目標は入れ替え戦なので一戦一戦大事にしていきたい」

(伊藤のコメント)
「前半は走ることが出来なかった。最初の10分で決めてしまいたかったので残念です。トライを決めたときはきめてしまおうという気持ちで行動した。今後は自分の体を生かしてトライを取りたいと思う。PRとして生きるプレーをできるようにしたいです」

※WTB…スリークウォーターの両翼。ライン攻撃では最後の段階でボールを受けトライを奪うポジション
PR…フォワード第一列目の両端。 スクラムではフッカーやスクラム自体を支える柱となるポジション
SH…スクラムにボールを投入し、出てきたボールを素早くBKラインにパスするポジション

(龍魂編集室 記事 林 蘭子 写真 向川佳佑)

 

リーグ開幕戦は100点ゲームで圧勝!白星スタートを切る。

9月23日、関西学生ラグビーBリーグ第1節が宝ヶ池総合運動公園球技場にて行われた。大内監督が就任して2年目の今シーズン、ヘッドコーチに浜村裕之氏が就任。さらにFWコーチやBKコーチに龍大ラグビー部OBを起用するなど「ALL RYUKOKU」、万全の態勢で目標である「Aリーグ昇格」へ向けリーグ戦を戦う。開幕戦の相手は今季Bリーグへ昇格した大阪学院大学。結果はいかに。

【試合経過】
試合は前半8分、今季初スタメンに名を連ねた金谷(営1)の公式戦初トライで先制。さらにこちらも今季初スタメンの中川(文2)にも公式戦初トライが飛び出すなど着実に追加点を挙げていく。試合の流れは完全に龍大ペース。攻守に大院大を圧倒し前半を52対0で折り返す。

後半も金谷・中川に今季初スタメンの鈴木(文3)、更に途中出場の石田(済2)らにもトライが飛び出し、大院大との得点差を大きく広げる。暑さにより後半30分から龍大選手たちの足が止まり、大院大に攻め込まれるがFW陣の力強いドライブで相手を押し返し得点を与えない。最後まで相手に主導権を渡さなかった龍大が攻め続けここで試合終了。スタメン・リザーブの選手たちが融合し、攻守に噛み合った龍大が104対0で大院大に圧勝。開幕戦白星スタートを切った。

【2人の翼(ウィング)】
5年ぶりのAリーグ昇格へ頼もしいルーキーたちが現れた。

ウィングはラグビーでいえばこの選手にパスが回れば、快速飛ばして相手を抜き去りトライまで運んでくれるいわば花形である。ウィングのポジションにはオープン戦で結果を残した秦(文4)や実績十分の倉田(文4)・平山(社4)ら4回生がスタメンに名を連ねてきた。だがリーグ開幕戦、大内監督が開幕ウィングのスタメンに金谷と中川という公式戦初スタメンのルーキーたちを起用。この二人が大内監督の期待にこたえる働きをみせた。

「金谷はどこからでもボールを敵陣まで持って行ける強みがある」大内監督の言葉通り、金谷は持ち前の快足を披露し、グラウンドを縦横無尽と駆け回わった。走り出したら止まらないそのスピードは相手が追いつけないほど。前半終了間際には自陣での攻撃で金谷へとパスが回ると、一瞬にして敵を抜き去り、快足飛ばしてトライゾーンまで疾走。周囲の度肝を抜いた。「今日の試合はミスが多く、もっとトライが取れた」、無欲に勝利を目指す男のサクセスストーリーはまだ始まったばかりだ。

快速飛ばしてトライゾーンまで走る金谷

一方「夏合宿から海外までずっとやってきていて、ウィング初スタメンながら自分のプレーができていた。100点満点です」と浜村ヘッドが舌を巻き高評した。中川は初スタメンとは思えない堂々たるプレーをみせた。センターが本職の男は飛躍的成長を遂げ、「調子が良いという事でスタメンに抜擢した」とウィングのスタメンを勝ち取った。「初めての公式戦ということもあり緊張した」、前半ミスしてしまうが、「ミスした時は申し訳なかったが、切り替えていこうと思った」と中川は自らの資質を十分に発揮。金谷より1つ多いチーム最多の3トライを挙げる活躍で勝利に貢献した。

独走トライを決める中川

試合後、お互いの印象について「タイプが違うので尊敬している」(金谷)、「凄い才能を持ったプレイヤー。1人で敵を抜き去る才能もあるし、1年生ながら凄い」(中川)と両者ともに尊敬し、高め合っている。そんなルーキーたちに「今日も活躍してトライまで結び付けてくれた。格上の相手にどこまでやれるか楽しみである」と三木コーチら周囲の期待の高さが伺える。ルーキーたちが強豪校相手にどこまで通用するのか、今シーズンの龍谷大学ラグビー部の活躍に目が離せなくなった。

次節は1週間後、対大阪大学戦が甲南大学グラウンドにて12時40分試合開始予定です。

<大内監督のコメント>
「(今日の試合を振り返って)結果的に3ケタ、0に抑えたというんで良かったと思います。ただ内容的にもっとこうすればよかったというのは何点かあった。(チームの手応えについて)Aリーグ昇格はもちろん、今以上にレベルアップするために学生側のまとまりを試合中にコミュニケーションを取り合う。学生から盛り上がりを魅せれば。(次戦に向けて)まだここがスタート。11月から上位行との戦いになるのでそこにピークを持っていけるように一戦一戦頑張っていきたい」

<大久保主将のコメント>
「(今日の試合を振り返って)結果的に良かった。チームとして納得できない部分があったが、後半修正できてよかったです。(次戦に向けてと今後の目標について)前半で相手を圧倒できる試合運びにしたい。それと今シーズンBリーグ昇格と入れ替え戦に勝利して大内監督を胴上げできるように頑張りたいです」

(記事 龍魂編集室 寺前 彦汰/写真 林 蘭子)

 

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