平成24年4月26日に龍谷大学ラグビー部新監督就任披露記者会見が行われた。一身上の都合で退任した記虎敏和前監督に代わる新監督として、本学OBで元日本代表の経験がある大内寛文(おおうちひろふみ)氏が就任。大内氏は現役時代龍大ラグビー部に刺激を与え1993年から7年連続で大学選手権出場に貢献した名プレイヤー。「何とかしてAリーグに昇格したい」という強い気持ちで新監督就任会見に臨んだ。
・新監督就任挨拶
「皆さん、お忙しい中お集まり頂きましてありがとうございます。私は(龍大ラグビー部の)OBであります。今Bリーグに位置しているチームを何とかしてAリーグに上げて昔のような強いチームを築きたいという思いであります。宜しくお願い致します。」
・質疑応答
―監督就任の話が来たときの心境について
「この話を頂いたときにラグビー部を何とかしたいという思いでいっぱいだった。(監督就任を)父や母・妻に相談して、僧侶の宗門としてチームを強くすることも大事だと思い決断しました」
―ラグビー部の指導方針・強化ポイントについて
「今の学生たちは今までBリーグに所属していて、Aリーグの経験が無い。ですから、Aリーグに自分たちの力で上がると言う気持ちを選手たちが持つことで戦う集団に変えていく・・選手自身の意識改革から行っていきたい」
―OBとして・監督としてラグビー部をどういう印象をお持ちですか
「昔からですけど、学生が中心となって自主性に練習に取り組んでいるイメージがあります」
―具体的なチームビジョンについて
「自分たちがどうすれば勝てるのかというのを自分たちで納得し実践していくことが大事だと思います。(チーム作りについて)監督がビジョンを持ってチームを勝利に導くための選手を選んでいく方法と今のいる選手を見てその中で勝っていくスタイルを見つけていく方法があるんですが、長年Bリーグに所属しているから何かを変えていかないといけない。残り4・5カ月で自分たちに合うスタイルを見つけていきたい」
―在学中にラグビー部に所属していた時の印象について
「学生主体というのが龍大ラグビー部の特徴で、個性豊かな選手が多い。特に私がいた頃は性格やプレースタイルに特徴を持った選手が多くて、監督・キャプテン中心にチーム一丸で練習に取り組んできた」
―その印象を学生たちに学んで欲しい事とかありますか
「個々の個性をどんどん出してほしい。自分を組織として埋もれることなくチームとして同じ方向に向けていきたい。そのためには個々を認めることが大事だと思います」
―日本代表としての経験を指導者としてどのように生かしていきますか
「共に戦ったメンバーは高校・大学の監督になっていて、試合を組んだりとかいろいろな形で役立てていきたい」
―僧侶としての経験を指導者としてどのように活かしていきますか
「人間形成を指導していきたいと思います」
―龍大ラグビー部の課題について
「状況に応じて戦えていない印象がある。個々の感情でプレーしている印象が強くこれから修正していきたい。それとAリーグに引けを取らない激しいコンタクトプレーを取り入れていきたい」
―初戦のオープン戦でどのように戦っていきますか
「いきなりでは結果が出ないので、激しさを味わってもらいたいと思います。それとこれからオープン戦をこなしていく中でテンポの速いラグビーが出来ればいいなと思います」
―これからの意気込みと目標について
「(目標は)Aリーグ昇格。(意気込みは)長年Bリーグに居てAリーグに上がる為にチームを同じ方向に向けていきたい。それとこれから選手達と共にラグビーをすることにワクワクしていています」
5季ぶりのAリーグ昇格に向けて大内新体制で挑む龍大ラグビー部。去年宝ヶ池に「Aリーグ昇格」という忘れ物を取りに行くためのシーズンが今始まろうとしている。
【Profile 大内 寛文(おおうち・ひろふみ)】
1966年11月17日生まれ、45歳。広島県竹原市出身。ポジションはFL・NO8。広島県立竹原高等学校から1985年4月に株式会社リコーに入社。1990年に日本代表に選出され、同年10月27日に行われた韓国戦としての初キャップ。以後5キャップを獲得。そして家業を継ぐためにリコーを退社し、1991年4月に龍谷大学短期大学部仏教学科に入学。そしてラグビー部に入部。1993年に龍谷大学文学部仏教学科編入学し、1995年3月に同大学を卒業。1995年4月に株式会社リコーに再入社した後、1998年4月に浄土真宗本願寺派日照山長善寺僧侶になり今に至る。(ウィキペディア参照)

質疑応答に応える大内新監督

松岡部長(左)・村岡学生部長(右)と握手
(記事/写真 龍魂編集室 寺前 彦汰)