柔道部

【柔道部】全日本個人 田中芽生 優勝!! 3位入賞2名!

9月30日、10月1日全日本学生柔道体重別選手権大会が日本武道館において行われた。今大会、龍大からは男子100㎏級大西(済4)。女子48㎏級田中(法3)、有野(文2)。52㎏級武田(営1)、57㎏級黒木(営2)、中内(1年)、村井(法2)。63㎏級米澤(文3)、山田(文4)。70㎏級小林(法2)。78㎏級禮堂(法3)。78㎏越級児島(文3)。計12名が出場した。

[1日目]

63㎏級で出場した米澤。1回戦に福岡工業大を迎え、開始早々小外刈の一本を決め幸先の良いスタートを切り2回戦へ駒を進める。
相手となったのは帝京大、技を仕掛けていき終始米澤が攻めるという展開になった。相手の指導3の反則負けにより米澤に軍配が上がる。
3回戦は仙台大との一戦となった。自身より大きい相手に上からの釣り手で責められ苦戦、積極的に足を前に出し寝技に持ち込み抑え込み一本を決め、準決勝へと進む。
準決勝は山梨学院大、序盤から激しい組手となる。相手が動きのある攻めを見せるが米澤も負けてはいなかった。GS(いわゆる延長)に突入、互いに一歩も引かず試合に熱の興奮が増していく。3分が経過し互いの息も上がる。しかしここで米澤に指導2がつき負けてしまう。今大会優勝を目指し戦ってきた米澤にとって悔しい結果となった。だが3位という成績を残し見事講道館杯への切符を掴み取った。

米澤

【一本を決める米澤】

70kg級に出場した小林幸奈。1回戦、開始すぐに東海大の選手から技ありを取る。その後攻められるが、相手に隙をみせず守り切る。
2回戦、平成国際大との一戦。中盤、小林はじりじりと攻め、技ありを獲得する。勢いに乗った小林は技ありをもう一つ取り、相手に圧勝した。
ベスト4が決まる3回戦、相手は国士舘大。小林は自身より大きい選手を相手に苦戦を強いられる。しかし、小林は諦めなかった。終始攻め続け相手に指導。GSに突入すると、隙を見逃さず技ありを取り、準決勝へと駒を進めた。
準決勝戦、またも小林より背が高い環太平洋大選手との一戦となる。自分のペースに持ち込めず、苦戦する。それでも、小林は守り続けた。しかし、審判からは指導を貰ってしまう。小林が攻めに入ったその瞬間を突かれ相手が一本。小林は全国三位を成し遂げた。

小林

【攻めていく小林】

〈米澤夏帆選手:コメント〉
「優勝を目指していたので悔しい。試合を重ねるにつれて課題が明確になってきた。今回は練習しきれてなかった部分が出てしまい3位という結果に終わったと思う。まだまだ自分には足りないものがあると分かった。次の試合に向けてどれだけ足りない部分を埋められるかがカギになってくる。日々の練習の積み重ねが後からついてくるので自分の柔道をして勝てるようにしていきたい」
〈小林選手:コメント〉
「初戦はすぐ技ありを取って良い形に入れたが、その後の守りが雑になってしまったのでそこが課題。2回戦以降は新しい技を試すことができたので大きな収穫だった。準決勝は止めることに精一杯になり、攻撃に繋げることができなかった。背の高い相手にも自分の形にしてから攻めることをどうしたらいいのかを考えて今後の試合に向けて頑張っていきたい。10月に今のチームで挑む最古の団体戦なので、しっかり自分の役割を果たせるように頑張りたい。また、11月の個人戦では今回の反省を生かしていい成績を収めれるよう頑張りたい」

[2日目]

48㎏級で出場したのは田中芽生。1回戦は東海大の選手、勢いのある攻めで終始試合の流れをつかんでいた。相手も抑え込もうと仕掛けてくるも上手く対処しポイントを取らせない。大内刈の技ありで勝利し2回戦に駒を進める。
山梨学院大を迎えた2回戦、激しい試合展開を見せる。田中が積極的に仕掛けていき背負投の技ありのポイントをもらう。試合終了で田中に軍配が上がる。
3回戦は鹿屋体育大との一戦となった。序盤、相手に押される場面を見せるもすぐさま反撃に入る。田中らしい冷静かつ勢いのある柔道を見せ、相手を投げた。ここは背負投技ありのポイントとなり田中がリードする。残り2:30、守りに入らず一本を取りに仕掛けていく。しかしタイムアップ、田中の勝利となり準決勝に進む。
準決勝に迎えたのは埼玉大。試合開始、両者一歩も引かず接戦を繰り広げる。約2分経過、相手に技ありのポイントを取られてしまう。「ここからだ」と、田中を鼓舞する堀田監督や会場の龍大チームの声援が飛ぶ。ラスト30秒、20秒、10秒と試合終了のブザー音のカウントが近づく。ここまでか…と思われたその時、渾身の技ありを決めそのまま抑え込みに入った。相手のもがきを田中は決して許さず、終了のブザー音が鳴り響く。が抑え込みのカウントは続く、20秒が経ち田中の一本勝ちとなった。
遂に全日本の決勝の舞台へと躍り出た。相手に環太平洋大の選手を迎える。「自分はまだ大学に入って全国で成績を残せていない」と語った田中にとって、日本一なるという負けられない戦いが始まった。攻める以外の選択肢無し、冷静さを保ち挑む。1:35を残し寝技に持ち込んでの抑え込み一本で田中の優勝が決まった。畳を降りた田中は堀田監督と熱い握手を交わし日本一の笑顔を見せてくれた。
ヒーローインタビューでは「ここで満足せずこれからも自分の柔道をしていきたい」と語り結果に慢心することなく、すでに「次」を見つめている姿がそこにあった。

田中

【背負い投げをする田中】

田中表彰

【48㎏級優勝 田中芽衣(法3)】

〈田中芽生選手:コメント〉
「柔道を始めて、初めて日本一になれたのでとても嬉しい。準決勝は諦めずに最後まで攻めていったことが勝ちにつながった。大学に入ってから全国での成績を残せていなかったので上位を目指していた。今回優勝して結果を残せたことは本当に良かった。ここで満足せずに次の体重別団体や講道館杯があるのでそれに向けて自分の課題をしっかり行っていきたい。」

〈堀田監督:コメント〉
「田中は初戦から調子が良かった。2回戦の相手優勝候補筆頭の選手に勝ち切れたことは大きい。準決勝もリードされながらも最後まで諦めずに戦って勝てたのでよくやった。決勝では今日の自分を信じてしっかり戦えといって送り出した。今までは気持ちで弱い部分もあって1・2年勝ち切れない所もあったが今日はしっかりやりきった。他の選手もよくやった。もったいない試合も多くて勝ち切れなかった部分もある。それぞれの力は見えたので収穫も課題も多い。この後体重別団体、講道館杯と大きな勝負になってくるのでそこで勝てるようにしていきたい」

(龍魂編集室 記事/写真 関真由子 豊田美帆)

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