指導者企画第3弾の今回は、龍大硬式野球部の山本樹監督。プロを引退してから母校の学生たちに指導したいという気持ちがあったと語る山本監督。今のチームについてインタビューをしてみた。
【写真1 インタビューに答える山本監督】
山本監督からみたこの部の良いところは何ですか―
選手たちが明るい。また、人の痛みが分かる思いやりのあるチーム。でも、まだ礼儀やマナーが徹底しきれていないところがあるのでもう少し徹底したい。
学生を指導する上で心掛けていることは何ですか―
主に人間形成。特にマナーや礼儀などを徹底して指導している。また、コーチをしていた時とは違い、監督は責任の重みが違うので、コーチの時より視野を広くして指導するという意識をもっている。現役時代に野村克也監督の下でプレーしていたので、やはり、野村監督を参考にしている。なので、キャンプの時にミーティングを毎晩食事の後に行った。またその時には、チームとしての組織論や人生観など、野球技術よりも人間作りを重点的に指導した。そしてこの冬は、シーズン中にケガをしない体を作るために、冬場は主に体作り中心にしている。投手は走り込み、野手はバットを多く振らしている。
今年のチームスローガンはありますか―
アグレッシブな攻撃的野球。そして、真摯的な野球というのを意識している。目標としては、リーグ優勝はもちろん、全国で2つ勝って去年以上の成績を残せるようにしたい。
【写真2 指導にあたる山本監督】
龍谷大学の学生へメッセージをお願いします―
自己管理をもっと大切にして、規則正しい生活を送ってください。大学は高校のようにいかないので、自分で物事を考えて行動できるようになってください。
〈山本監督プロフィール〉
生年月日 1970年8月31日生(44歳)
出身地・岡山県出身 玉野光南高校 龍谷大学
1992年、ドラフト4位でヤクルトに入団。以後2005年まで活躍。
引退後、2008年~2012年まで龍谷大学の投手コーチを務める。
2013年、監督に就任。
2014年、春季リーグ優勝。その後行われた全国大会でもベスト16入りを果たす。
(龍魂編集室 記事/写真 松本一輝)
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