端艇部

【全国大会優勝!!】第38回 全日本軽量級選手権

2016年5月27日(金)~5月29日(日)、埼玉県戸田ボートコースにて第38回全日本軽量級選手権大会が開催された。男子舵手なしクォドルプルの全国大会優勝を含め、4種目が入賞を果たした。

【自分らしさを超えて~女子シングルスカル~】

大西花歩(社2)のレース展開は、現在の日本ボート界では異端なのだろう。前半よりも後半のスピードの方が早いということが、しばしばある。ボート競技は人間視点で言えば、ゴールに対して背中を向けた状態で進んでいく競技である。前半のスピードが高くなければ、相手に先行を許し競争相手が視界から消えてしまう。そのことによるメンタル面への影響はゼロではない。

しかし大西は、相手に先行されてしまうことに動じない。端っから先行を許したいわけではないが、スタートダッシュで飛び出すことよりも動きはじめた艇のスピードを後半にかけて上げていき、ラスト500mをレースの中で一番早いスピードで駆け抜けるといったスタイルが、今は一番自分らしいような気がしている。

迎えた決勝。大一番のレースでも大西は自分らしくレースを展開し、そして敗れた。

しかし大西はこれからも日本一、そしてその先を求めるだろう。そのためには、今の”自分らしさ”を超えていかなければならない。

「人間は誰でも自分の望むとおり、強くなることができる」

2016シーズンは序盤を終えた。大西は、どこまで強くなれるのだろうか。

 

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大西花歩(社2)

 

 

【やってみな、わからんやろ!!!~男子舵手なしクォドルプル~】

勝利と敗北は、どこかで分かれていかなければならない。いつか、そういう瞬間が来る。山際はそう言った。

予選レースを終え、全体トップタイムの明治大学と約7秒差の2位に龍谷大学はいた。連覇を狙う明治大学は、昨年の優勝経験者をはじめ世界Jr.日本代表経験者を擁した布陣である。高校時代、自分達が勝てなかった選手達が集まっている相手。それが明治大学だった。

この時点で”そういう瞬間”が訪れたとしても、そのことを責めることはできないだろう。頂に近づくほどに、あと「1秒」「1m」の重みを、過去に敗れた記憶を、選手達は身体で理解しているのだから。

しかし決勝レース前に、”そういう瞬間”は龍谷の選手達に訪れなかった。むしろ「この4人で、明治大学と直接レースして負けた経験はないので…やってみないと分からないですよね」と北村(法2)はいつもの表情で笑った。

決勝スタート前。クルーリーダーの小野田(社3)から「自分達の最高を出そう。そうすれば金メダルに届くし、そういった練習をしてきただろ?」その言葉に安心する橋本(法)川端(社)の一回生コンビ。予選タイムで負けている相手との決勝レース前のやりとりである。この4人には、どんな状況でも自分達を信じきる強さがある。

決勝はスタート500mで飛び出した龍谷大学が、まわりの猛追を許さずそのままゴール。男子としては、同大会での初優勝を飾り、日本一達成となった。

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左から、橋本(法1)川端(社1)北村(法2)小野田(社3)

“そういう瞬間”は決勝レース500m地点で訪れた。

しかし彼らの成功から本当に学ぶべきは「レース前に”そういう瞬間”を自らつくらない」という点ではないだろうか。そのためには、どんな状況でも自分を信じられる強さと、それを支えるものが必要だ。

そのこと難しく考えて構える必要はない。

なぜなら、彼らも他のボート部員、他部の選手達と同じように龍谷大学で学び、瀬田川で練習しているのだから。

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