端艇部

【端艇部】 第70回朝日レガッタ 龍大チーム奮闘

5月4~7日にかけて滋賀県立琵琶湖漕艇場において第70回朝日レガッタが行われた。今大会はオリンピック経験者から中学生までが参加している。国内上級者たちが競うレースや記念種目として70歳以上のレースなども行われた。龍大からは男子エイト、男子ダブルスカルに3チーム、女子ダブルスカルに2チーム、女子舵手付クォドルプルに出場した。

女子舵手付クォドルプルは昨年、同大会で優勝を果たしている。2連覇を目指し今大会に挑んだ。

 

大会1・2日目の予選を見事突破した男子エイト、女子ダブルスカルの2チーム、女子舵手付クォドルプルは決勝の日を迎えた。まず出廷したのは女子ダブルスカルの大西(社3)・古川(短1)龍大Aチーム。強豪立命館を意識し臨んだレース、500mまでは立命館を捉え勝負を仕掛けたが差をつけられる。「上手く舵が上がらなかった」と大西が話すように、天気こそ晴れたが風が強き波が高い要因があったのだろう。2チームある立命館に続いて3位でゴールした龍大。天を仰ぐ大西の姿から結果に満足していない悔しさが伝わった。龍大Bチームで出場した林・奥村ペアは4位でゴールを切った。

 

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【写真 3位入賞を果たす大西・古川ペア】

 

〈大西:コメント〉

「自分の力を出し切れなかった。一番になるつもりでやってきたので嬉しい結果でない。負けたことが良いわけではないが新たな課題が見つかった、自分の経験として糧にしていきたい」

 

〈古川〉

「抜かし返せず勝てなかった。自分達で仕掛けていったが厳しいレースだった。自分達の漕ぎができなかったことが一番悔しい。個人としては高校からの3連覇がかかっていた」

 

女子舵手付クォドルプルの龍大チームは昨年同大会で優勝を果たしている。2連覇に期待がかかるなか、レースに挑む。メンバーは学年が異なる龍大チーム、チームリーダーの蜂谷(社4)が「学年は皆違うがまとまりのあるチーム」と語ったように迫力のあるレースを魅せてくれた。「天候を味方につけることが勝ちにつながる」と井手コーチは語る。クルー全員が気持ちを1つに発艇した。500m付近で1位立命館との差はまだ開いてはいなかった、しかし700m付近で離されていく。2位でゴールに入った龍大チーム、惜しくも連覇を成し遂げることはできなかった。

 

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【写真 2位入賞を果たす女子舵手付クォドルプル龍大チーム】

 

「昨年優勝したメンバーで挑んだだけに2位という結果でも悔しさの方が大きい。立命館は大会に向けてずっと意識してきたが、実力の差を感じた。学年関係なく意見を言い合えるのがチームの良さなのでそこはこれからも続けていきたい」

 

遥かなる高みを目指し続ける彼女たちが龍大端艇部の歴史を創っていくだろう。

 

(龍魂編集室 記事/関真由子 写真/松本早紀、長谷川奏珠、上村倫太郎)

 

龍魂編集室に興味のある方は

 

Tokoton_ryukon@hotmail.comまで!!

 

 

全日本選手権にて①

長いシーズンが終わった。国内最高峰である全日本選手権で龍谷大学端艇部は女子2種目が決勝進出し、それぞれ4位入賞した。

 

 

 

11月13日決勝当日、国内最高を決める日に男子エイトメンバーの姿はなかった。11日の敗者復活レースで負けてしまったからだ。現時点で考え得る最高メンバーで臨んだエイト種目だったが、現実は甘くなかった。

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過去の結果は、未来を約束しない。しかし今シーズン、男子は4人乗り種目で好成績を残している。それでも男子チームは、強豪校・社会人がひしめき合うエイト種目に参戦する。

 

いったい彼らは、何を求めていたのだろう。

 

思い出したことがある。男子チームは全日本軽量級選手権優勝後、中国で開催されるボートアジア選手権への参加意志を確認された。多くの大学はアジア選手権がインカレの直前開催ということもあり、参加しなかった。龍谷大学の答えは「参加」だった。リスクはあるが、国内にいては経験できないことを選手達に体感して欲しい、という監督の想いと判断もあった。つまり優先すべき信念は「さらなる挑戦」だった。

 

アジア選手権ではオープンカテゴリーながら5位になった。そして直後のインカレは、準決勝で敗退した。

 

「国内でのアジア選手権ならまだしも、インカレ直前に海外遠征に行くべきではなかった。」「全日本はエイトではなく、4人乗り種目をメインにすべきだった。」どれも正論にちがいない。しかし、安易な妥協は自分達の成長を妨げるのも事実だ。

 

彼らはシーズンを通じて、自分達の信念にこだわった。そして最後には結果をつかむことができなかった。どうして彼らを敗者といえるだろうか。

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【端艇部】全日本インカレの舞台で女子シングルスカル堂々の銀!頭角見せた若い力!!

第43回全日本大学選手権大会が9月22日から25日にかけて、埼玉の戸田ボートコースにおいて行われた。女子シングルスカルに出場した大西花歩(社2)が見事準優勝を果たし、銀メダルを獲得した。

 

「一本でもミスをしたら負ける――」。全日本インカレ、初の決勝でのレース。表彰台をかけて、凄まじい競り合いの中ただひたすらに大西は漕ぎ続けた。

スタート直後から2位の位置につけていた大西はそのすぐ後を追ってくる3位の選手と、0,(コンマ)数秒の死闘を繰り広げていた。全長2000㍍あるコースの折り返しとなる1000㍍地点でわずか0.3秒差という白熱した2位争い。今大会、予選・準決勝をレース序盤からの逃げ切りで順調に勝ち進んできた大西にとっては「(決勝戦では)やはりほかの選手たちも速くて、準決勝までのようにはいかなかった」と、プレッシャーの中でのレースとなった。それでも「自分の本来の力を出すことができた」と語る大西は、レース中盤からじわりじわりと3位の選手との差を広げていく。そして自分自身を信じて力を最後まで出し切れた大西が2着でフィニッシュラインを越えた。8分13秒22というタイムで最終的に3位に5秒以上の差をつけて見事準優勝に輝いた。

 

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【写真】決勝のレースで、最後まで集中力を欠かさなかった大西

 

大西にとっては2度目の挑戦となった全日本インカレ。高校時代にはインターハイで優勝経験もあるという大西だが、それでも昨年の全日本インカレでは当時1年生ながら6位という結果を残した。そして今年。表彰台に上るというリベンジを果たすべく挑んだ今大会を、決勝戦での追い詰められた状況を、まるで存分に楽しんでいたかのようにも見える。周囲に伝わってくる持ち前の明るさとその度胸が、大西の強さの根源なのかもしれない。「 (シングルスカルは)自分が進めた分進んで、自分が漕げなかったら負けていく。自分の力を1番発揮できるのがこのシングルだと思うし、自分のやるべきことを信じてやるだけ」と、試合後笑顔で語ってくれた大西。彼女の首にかけられた銀メダルも光り輝いていた。

 

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【写真】銀メダルを手に取り笑顔を見せる大西選手

 

〈大西選手のコメント〉

「今までは最後にラストスパートで上げて抜いていくというレース展開が多くて。今回は0~500(㍍)でトップに出てからそのリードをずっと維持するという目標だったので、またいつもとは違うレース展開でいろんな楽しみと経験ができたかなと思います。11月にある全日本選手権では社会人も出てきてもっとレベルは高くなってくるので、その中で自分の実力がどれだけ通用するのかを、もっとこれから練習を積んで挑みたいと思います」

 

(龍魂編集室 記事/平松里彩 写真/勝間晴香)

【2種目優勝】関西選手権競漕大会

2016年8月27-28日、大阪府浜寺ボートコースにて平成28年度関西選手権競漕大会が開催された。2種目の優勝を含む、3種目が表彰台に上った。

 

【Super Wind~銀河風は吹いているか~】

艇名「Super Wind」を指さす鎌田(左)

スターバーストとは、銀河の中で起こる激しい星生成活動(爆発的星生成)のことで、銀河の進化にとって極めて重要な現象である。そのスターバーストによって生成されるのが、銀河風(Super Wind)である。『選手達が風と一体となって進み、心身ともに日々成長してほしい』という長上学生部長の想いが、この艇名には込められている。

大規模なスターバーストが起こる要因の一つに、銀河同士の衝突・合体がある。ガスを豊富に含む渦巻銀河が衝突・合体し、大量のガスが集まり、そして爆発的に星が生成される。その時一緒に銀河風が生成される。「成長・進化」のあるところに銀河風は吹くのである。

社会人を抑え優勝した男子舵手付きフォアの選手達に、それまでの日々に、風は吹いていたのだろうか。「優勝したのだから成長した・していた」と短絡的に解釈は出来ないだろう。

しかし最も重要なことは、今も彼らに風は吹いているのか?ということである。今大会が選手としてのゴールではないし、人としての成長はこれからも続くのだ。

今日も宇宙のどこかでは、銀河風が吹いているという。

 

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左から、林(社3)、島田(社3)、御手洗(社2)、安井(経営4)、鎌田(国際3)

 

 

【つまみ食いは、できない!!】

決勝レース前、大西花歩(社2)は初めての緊張感に見舞われていた。

予選・準決勝を全体トップタイムで通過。またレース内容も以前から変化し、スタート直後からトップポジションに飛び出せるようになった。そのことが、彼女の心境を「追いかける側」から「追いかけられる側」に、「勝ちたい(want)」気持ちを「勝たなければいけない(must)」に変化させた。

少し冷静な態度を示すと、状況が一方的に選手を変化させたというよりも、変化した状況に選手のこころが上手く対応できていない、という状態である。主観以外で「勝たなければいけない」という状況は、スポーツにはないのではないだろうか。

しかし大西は、決勝レースを8分切りの好タイムで優勝する。明確な答えのない不安な状況下でも、やるべきことの優先順位をつけ行動するという日常の取り組みが、支えになったのだろう。

レースは日常の縮図である。と最近よく感じるようになった。レースも人生も、つまみ食いはできないのである(でしょ?)

これからも日常は続いていく。さて、今日からどう過ごそうか。

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笑顔の大西(社2)

 

【TEAM RYUKOKUの強み】

今大会には、花田S&Cコーチ・菅ATに帯同頂き、テント内にはトレーナーブースを設置することで、より良い選手のケア・体調管理が実現可能となった。同会場内でもこのような好環境は他になく、龍谷大学のスポーツ活動に対する強みを、改めて感じた大会となった。

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トレーナーブース、専門指導者が揃っていたのは龍谷

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レース前、菅ATにケアを受ける大西

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