5月14日わかさスタジアム京都において京都産業大学との第三戦が行われた。試合は先発井口がまさかの大乱調で6対1と大敗を喫した。これにより対戦成績を1勝2敗とした龍大は今季初めて勝ち点を落とし、勝ち点5での完全優勝は無くなった。
「あいつは3年生やからまだ一年有る。このままやられっぱなしではあかん!」試合前のベンチに監督の声が響き渡った。初戦に完封負けを喫した京産大の岩橋にこのまま好き放題させるわけにはいかない。今日こそは勝つという思いだったはずだ。しかし、試合は予期せぬ方向に動き出す。
まさかの初回だった。先発の井口は、先頭打者に失策から三塁を奪われ、その後連続四球から無死満塁。そして内野ゴロの間に1点先制。続く打者には2点適時打を放たれ2点追加。初回から3点をリードされる苦しい展開。しかし悪夢は続く。2回にも四球から走者を出し続く打者に適時二塁打を放たれ京産大が1点追加。その後一死三塁とされまたしても失策で得点を許しこれで5点目。3回でエースがノックアウトされた。
岩橋に一矢報いたい打線だったが唯一の得点が内野安打での適時打のみでリベンジしきれず6対1で敗れ勝ち点5での優勝とはならなかった。
今季初の中一日が影響したか井口はリーグ戦で初と言ってもいい程の大乱調。野手も失策が多くピリッとしない試合展開となってしまった。リーグ最終戦で今季ワーストの試合展開。試合後予定していた胴上げも白紙に…。全国に向け弾みをつけていきたかったが、課題が残る試合となった。
このまま下を向いていては前が見えない。あと一か月後に始まる全日本大学野球選手権大会に向けもう一度気持ちから戦う準備をしないと「全国での1勝」は遠のくであろう。しかし彼らは必ずやってくれるはずだ。今年で龍大硬式野球部の創部100年目、そして椹木政権のラストイヤーに集まった龍大の黄金世代の彼らこそ全国での連敗を止めるのにふさわしい。あと一か月で始まる初戦が終わった時に“勝利”という結果を出しようやく彼らに笑みが浮かぶはずだ。
【椹木監督のコメント】
「最終戦で一番内容が悪い野球をしてしまった。井口の調子が悪かった。ここにきて疲れがあったのかもしれない。ただここ最近立ち上がりが良くなかっただけに心配している。最後に投げた中村は良く投げていた。調子が良いと聞いていたのでリーグ初登板だったがいい投球をしていた。これだけが唯一の収穫。野手に関してはエラーもあり、気が抜けていた。優勝が決まっているからといって彼らも気が抜けたわけではないと思うが気合が感じられなかった。東京(全国)で勝つということでやってきたが、今のままでは負ける。あと一か月もう一度気持ちを引き締めなおして初戦に挑む」
【鈴木主将のコメント】
「今日は井口の調子が悪く序盤から追いかける試合になったが、このところこういう試合がなかったので全国でもそういう場面があることを想定して試合をしていた。今日負けて勝ち点5での優勝が無くなったが僕たちにとって全国で勝つことが一番の目標なので特に気にはしていない。ただエラーが目立ったりしていたので気を引き締めて全国の舞台に臨みたい」
(記事 龍魂編集室 佐藤和季/写真 龍魂編集室 宮本恵介 )
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