アメリカンフットボール部

あと一歩及ばず。終盤で粘りきることが出来ず敗戦

2012年11月10日キンチョウスタジアムにおいて関西学生アメリカンフットボールリーグDivision1第6戦目が行われた。前戦の同志社戦において今シーズン初の白星を掴み取った龍谷大学SEAHORSE。良い流れをつなぎたい龍大だったが、近畿大学DEVILSの攻撃を防ぎきることができず16対20と悔しい敗戦となった。

序盤から流れは龍にあった。DB八幡(済3)やLB金山(法3)の好タックルで近大OF陣に仕事をさせない。DF陣の活躍にOF陣も応える。RB村田(社4)が中央の密集を駆け抜けると、前戦でも見せたQB上西(文4)からWR高山(営4)へのTDパスが決まる。第1Qから先制点を取ると、その勢いは第2Qに入っても衰えることを知らない。

先ほど素晴らしいタックルを見せたDB八幡が近大のパスをインターセプトし攻撃権を奪う。自陣で攻撃権を得た龍大は今シーズン試合の度に調子を上げてきているRB村田がランで見せる。力強いランで中央の密集をものともせず突き進み、相手陣奥深くまで攻め込む。ここで再びQB上西からWR高山へのTDパスが通り13対0とリードを広げる。前半終了間際にもDB八幡が本日2度目となるインターセプトに成功するなど、攻守ともに集中力の高さと勝利への気持ちの強さを見せつけた。

後半に入っても龍大は良い流れを作り出す。QB上西からTE内藤(済2)のパスやRB村田のランで攻め込み、最後はDL森(営1)がFGに成功し点差を16対0と広げる。このまま龍大優勢で試合は進むと思われた矢先、第3Q残り5分に試合は思わぬ展開を見せる。近大のRB藤井を中心に自陣まで攻め込まれ、TDを奪われる。続くTFポイントでも2ポイントコンバージョンを決められ16対8と点差を縮められる。ここで踏みとどまりたい龍大だが第4Qに入っても近大の気迫あるプレーを前に攻め込まれる展開を招く。近大のRB藤井のビッグゲインを含め、度重なるラン攻撃に翻弄されるとそのままTDを決められ16対14と確実に差を縮められる。気持ちの勝負。まさにその一言に尽きた。第4Q残り1分6秒。龍大は逆転のTDを許してしまう。

残された時間は1分。攻めるしかなくなった龍大。しかし攻めきることができず、時間だけが進む。最後は近大にインターセプトされ、攻撃権を奪われるとそのまま試合終了。「気持ちの面で近大の方が勝っていた」試合後主将の山崎(法4)は悔しそうに語った。龍大は終盤での粘りを見せることはできず、掴みかけた大きな1勝を落とした。

「21番のプレーだけにやられた」試合後村田ヘッドコーチは語った。序盤から終盤にわたるまで機能していたDF陣の良さが、近大のRB藤井の前にかき乱され、最後まで継続することができなかった。OF陣もTFポイントやFGが決まらず、得点圏に入っても得点を取りきることができないことなど、完全なリズムを作り切ることができなかった。「序盤はリズムを握っていたが、第3Qの終わりからリズムを支配されてしまった。(序盤の)安全圏で得点を持っていけていないのはチームの弱さ」と村田ヘッドコーチはチームとしての課題をあげた。

11月24日。一部残留をかけた戦いは最終戦となる神大との一戦へと持ち越された。負けることの許されない一戦。持てる力を最大限に発揮し、是非勝利を掴み取り一部残留へつなげてほしい。

【村田ヘッドコーチのコメント】
「(近大RB藤井のランについて)DFが対応できなかった。ランプレーを警戒するあまり、いろいろなことを考えてしまいその中で抜かれてしまった。OF陣はチャンスを点につなぐことが出来ず、リズムを失ってしまった。(次戦に向けて)OF陣は得点圏で得点を取る。DF陣はバタバタせずにやれることをやる。自力で一部残留を決められるように勝ちたい」

【主将山崎のコメント】
「今シーズンで一番良いチーム状態に持っていけていたが、気持ちの面で近大の方が勝っていた。(次戦に向けて)OF、DF関係なくチームとして一から作り直すぐらいの雰囲気作りをこの2週間でしていきたい」

2TDを決めたWR高山

インターセプトを見せ喜ぶDB八幡と龍大DF陣

(記事 龍魂編集室 三井 雄太/写真 佐藤 和季)

ようやく掴んだ白星!さあ残る2戦に全てを懸けろ!

10月27日に西京極陸上競技場で行われた関西学生アメリカンフットボールリーグDivision1第5戦・同志社大学WILD ROVER戦が行われた。今春は20対20と終了間際に同点とされ引き分けに終わった同志社を相手に龍谷大学SEAHORSEは13対7と接戦を制し欲しかった白星をようやく掴んだ。

第1Qから両者の意地がぶつかる。同志社は得意のランプレーで攻めるも「今日はDFがよくやってくれた」と村田ヘッドコーチが褒めたように同志社の思うようにはさせず、我慢の展開が続く。その我慢が実ったのか第2QではQB上西(文4)、RB吉田(済3)、RB村田(社4)を中心OFが攻め入り、FGを森(営1)が2本決め6対0前半を折り返す。

第3Qではやはり一進一退の攻防が続き6対0のまま運命の第4Qが始まる。龍大の攻撃で始まったこのシーズンは開始5分で上西から高山へのパスでTDを奪い13対0とリードを広げるもすぐさまTDを奪われ13対7と追い上げられるもラスト3分で橋本(法4)がインターセプトを奪い同志社の反撃を抑え13対7で試合終了のホイッスルを告げた。

次なる相手は一昨年の入れ替え戦で倒し今季また一部に昇格した近畿大学DEVILS。相手にとっては二部に落とされた因縁の相手。ここまで未勝利だが上位校に善戦をしている。「次は絶対勝ちます」と最後に語った上西の肩から放たれる軌道は必ず勝利という結果に繋がるはずだ。あと2戦にALL OUTを!見せろSEAHORSE!!

【村田ヘッドコーチのコメント】
「DFは全般によかった。ランプレーを終始コントロールしていて相手QBにプレッシャーをかけることが出来ていた。こういうゲーム展開では追い上げられる方が厳しい。そういう状況でDFが最後締めてくれたというのが大きな収穫。(次戦に向けて)勝つということをみんなも味わってもっともっと勝ちたいという気持ちがさらに強くなって次のゲームに臨めれば良い。挑戦者のつもりで、今回得られたものを次に良い形でつなげていくということを考えたい」

【山崎主将のコメント】
「4試合負けてきたので勝てたのは本当に嬉しい。今日は苦しいところもあったがディフェンスもスペシャルチームも頑張っていて、OFだけ流れを消しているところがあるというのが課題。ただ今日の勝利で自分たちは自信持てたのでこれから先の試合も勝って行けると思うので素直に今日は嬉しい。一戦一戦戦って3勝すれば生き残れるので次の試合は絶対落とせないのでしっかり今日以上の気持ち作ってもっと必死にやるだけなので絶対この2週間以上の練習に取り組んで近大には勝ちたい」

【QB上西のコメント】
「OFとして本来のプレーが出来ているけど、得点が出来ていない。ボールが進むにつれて自分たちも切羽詰まり、自分たちでミスしてしまった。実質もっと取れているはず。ただチーム的に勝てたことは本当に大きい。今日初勝利でしたが課題がすごく多い。特にOF。DFは言うことない。OFはまだまだ伸びる余地があるのでそこをしっかり改善、修正。しっかり出来れば近大には勝てる。入れ替え戦で近大に勝って一部に上がったので次の試合は絶対に負けられない。絶対勝ちます。勝ちたいとかじゃなく勝ちます」

敵を切り裂きTDを奪った高山

インターセプトを奪い勝利を決定づけた橋本

ランプレーで幾度となく押し上げた村田

(記事/写真 龍魂編集室 佐藤 和季)

 

青き王者の壁に屈するも次戦につながるプレーを見せた!

10月14日EXPO FLASH FIELDにおいて関西学生アメリカンフットボールリーグDivision1第4戦目が行われた。昨年の学生王者である関西学院大学FIGHTERSとの一戦となった龍谷大学SEAHORSEは果敢に勝負を挑み随所に素晴らしいプレーを見せたが0対63で敗戦を喫した。

昨年全勝優勝を決め2連覇を目指す関学大を相手に向かえた一戦。フィジカルで勝る関学大を相手に龍大はチーム力で対抗する。第1Q序盤、龍大は主導権を握る。QB上西(文4)からWR高山(営4)へのパスが通り関学陣内に攻め込む。OF陣の奮闘にDF陣も応える。DB4橋本(法4)が鋭いタックルを見せると、LB44金山(法3)がQBサックに成功し関学OF陣にプレーをさせない。序盤の攻防戦は関学のビッグプレーによって動き出す。一瞬の隙を突かれロングランからTDを許すと、続くシーズンでも自陣奥深くでインターセプトされ追加点を許してしまう。牙をむいた王者は攻撃の手を緩めず、後半に入っても徐々にTDを奪われる展開となる。しかし龍大も粘りを見せる。「パントカバーやパントリターンは上手くいっていた」と村田ヘッドコーチが言うようにWR1新田(社3)のリターンなど素晴らしいプレーが飛び出し、決して最後まで気持ちを切らさないプレーが展開された。試合結果では黒星だが、残る3戦に繋がる収穫と期待を感じさせる試合となった。

「ここでへこんでいる暇はない」村田ヘッドコーチは試合後語った。2勝1分。昨年SEAHORSEが残した成績を超えるため、あるいは昨年の4回生から引き継いだ思いを果たすために残された3戦に挑む。シーズンは折り返しに入った。後ろを振り返る暇はない。全力で走り続けるSEAHORSEに目が離せない。

【村田ヘッドコーチのコメント】
「1対1の力の差が出てしまったがOFのドライブやパントカバーなど上手くいったところがあり、前回の立命大戦に比べると明るい材料がいくつかあった。最後まで元気を失わなかったことは良かった。次の3戦をしっかり勝って去年より良い成績で終わりたい」

【主将山崎(法4)のコメント】
「前回の立命大戦は散々だったが、今回はOFもDFも噛み合ってきていた。OFとしては自分たちでリズムを作りながらも、そのリズムを止めてしまうのが課題。(次戦に向けて)ランをもっと出して、パスとランの噛み合ったプレーをしていきたい」

【副将橋本のコメント】
「(DFに関して)最初はいい感じだったが、ミスが多かった。1本のミスが失点につながるという言葉の通りでミスから得点を奪われた。もっと自分たちでリズムを作っていきたい。ただ前回までの課題としてきた粘りに関してはできていた。(次戦に向けて)いい試合ができると思う。安心することなく自分たちでペースを作っていきたい」

 

WRとしてチームを引っ張る高山

鋭いタックルを見せるLB正岡(文1)

(記事 龍魂編集室 三井 雄太/写真 林蘭子)

光った2度のロングタッチダウンパス、シーズン後半に望みをつなぐ

10月4日、台風で延期となっていた龍谷大学vs立命館大学の一戦がEXPO FLASH FIELDでおこなわれた。パワーとスピードに勝る立命館大学に対し、若い龍谷大学が真っ向勝負を挑んだ試合だったが、力の差は大きく13-67で敗れた。龍谷は第1クオーターから3タッチダウンを奪われる苦しい立ち上がりとなったが、第2クオーターに入ると上西から新田への51ヤードのタッチダウンパスが決まり反撃ののろしをあげた。第3クオーターに見せたギャンブルプレーは惜しくも失敗に終わったが、多彩な攻撃で立命館の守備陣を翻弄させる場面もあり、守備陣も岡田がインターセプトを奪うなど随所に好プレーが光った。圧巻は、第4クオーターの試合終了8秒前に見せた上西から高山へのスーパーロングタッチダウンパス。シーズン後半に希望をつなぐビッグプレーとなった。

開幕3連敗と、Div.1昇格2年目の苦みに喘ぐ龍谷大学シーホースだが、このままでは終われない。これからが正念場、伸び盛りの若いチームだけにシーズン後半の戦いぶりに期待しよう。Go! シーホース!

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